懐かしき奇譚クラブ
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子供の頃から、他人には話すことのできない秘めた性癖を持った私にとって奇譚クラブは
心のよりどころでした。
その後登場した多くのSM誌が美しいカラー写真と共に、奇譚クラブの実現できなかった
ハードなSMシーンを実現するようになって、奇譚クラブの影は薄れてしまいましたが、
それでも奇譚クラブは限りなく懐かしい存在であり、作品の中には今でもSMの想いを
掻き立ててくれるものがあります。
還暦を過ぎる頃になって、素人でも印刷物のデジタル化を実現できるようになったのを
機会に、懐かしい奇譚クラブのデジタル化をはじめました。
そのデジタルコレクションを公開して、同好の士と共に楽しみたいというのがこのサイト
の目的です。
あらかじめお断りしておきますが、私のコレクションは性の文化を探求するための文献収集
などではなくて、SMという性の趣味を満たすためのコレクションに過ぎません。
私が好むのはSM、それも男S女Mの「縛りと責め」に関する部分が主体になります。
奇譚クラブが取り上げた性倒錯の世界は実に様々でしたが、私の趣味に合うもの以外は
コレクションの対象にしておりません。
ただし、「奇クサロン」と「読者通信」は当時の奇譚クラブをとりまく様子を知ることができる
という興味から、漏れなく取り込むようにしました。同じような観点から、分譲写真や増刊号の
広告なども拾うようにしています。
2010年4月 くろねこ記