獣たちの食卓


吉田美奈子(23)




 私は露出も好きだし、多勢の人にセックスを見られることも平気ですけど、

もしかしたら、こういった明るいスポーツ的なプレイは向いていないのかも

知れません。どちらかと言えば、自分の意思を無視されて無理やり

犯されるといった設定のほうが好きなのです。

 幼い頃のセックスの思い出を辿ると、はじめは何も知らない処女だったのに、

公園に連れ出されて、ベンチの上で、痛がるのを誰はばかることもなく

ハメられてしまったのが最初でした。それ以来、ドライブの車のなかで犯られ、

眼の前で彼が前の彼女とセックスするところを見せつけられ、カップル喫茶で

嬲りものにされて、いつの間にか少しくらいの刺激では収まりが付かなくなって

しまったのです。

 ですから、彼が「今度はお前の身体を使って料理のパーティをやろう」と

言い出した時には、これ迄になく奇妙に昂奮しました。

 よく変態系のHビデオなどに裸にした女の子の上にお寿司とかの食べ物を

乗せて、男たちが食べるというのがありますけれど、彼が考えついたのは

そんなナマ優しいものではありません。

 その日は2時間も前から焼肉用のカルビを買ってきて穴の中に詰め込まれ、

ガムテープで封印されました。毛はもともと剃ってあるので、大陰唇を

両側から合わせてピッタリと密封します。その上で茹で卵を3個、まだ熱い

うちに、浣腸して綺麗になったお尻の中に入れるのです。

 お客さまは一度3Pをやったことのあるカップルで、Kさんとその彼女…、

私は彼の分と3人前の料理の材料を身体の中に用意させられました。

「あいつらも何か持ってくる筈だから、今夜は焼肉パーティだ」

 彼は面白そうに言うのですが、下腹が重苦しく、ニンニクや香辛料の刺激で

火照ったように疼くのがたまりません。その上封印されているのでおしっこにも

行けないのです。それでもKさんたちが予定より早く来てくれたので助かりました。

 さっそくパーティが始まりましたが、ダイニングルームのテーブルを片付けて、

フロアに直接焼肉用の鉄板を置き、Kさんと彼があぐらをかいて座ります。

私とKさんの彼女は裸で椅子に浅く腰掛けたまま、両手を後ろに回して、

足首を椅子の脚に固定されて向かい合っていました。

「じゃ、出してみようか」

 彼がガムテープを剥がすと、中身は一杯になっているのですが、何故か

穴の入口が固く締まっていてお肉が外に出てきません。

「量が少なかったんじゃないのか?」

「そんなことねぇよ。タップリ3人前入れてあるんだ」

 彼はムキになって、長い竹の箸で小陰唇を挟むと左右にひろげます。

それからお箸の先を穴の中に突っ込んで、入口に溜まっている塊りをズルッと

引張り出しました。

 私は上から覗き込んでいたのですが、生煮えのように少し色が変わったお肉が

ズルズルと出てきた時、まるで自分の臓物が食べられるような気がしました。

そしてその後から、生理の血のような色をした焼肉のタレがトロトロと

落ちてきました。

 でも全部いっぺんに出てくるわけではないので、Kさんと彼が代わり番こに

お箸を突っ込んではお肉を焼いていきます。自分が食べられているような、

物凄く変な気持です。

 ひとしきり食べてから、今度はKさんの彼女が封印を剥がされました。

 足首の縄を解かれ、熱くなっている鉄板を跨がされて、彼女は限界の苦痛に

顔を歪めています。

 Kさんが彼女の下腹を思いきり圧すと、とたんにブワッという感じで穴が開き、

大量のスパゲティが鉄板の上に落ちてきました。

 そのときオシッコまで洩らしてしまったらしく、ジュゥッと鉄板の上で泡が

沸騰して、あたりに匂いが漂います。可哀想に、彼女の情けない顔といったら

ありません。

「わッ、ひでぇ味付けだな」

 彼は大声を上げましたが、それほど嫌そうな顔もせず、私の体内から

つまみ出したお肉と一緒に焼きスパにして、むしゃむしゃと食べはじめました。

 お箸でクリトリスを突かれるので、私は何回も悲鳴を上げましたが、同時に

身体がまるでイッている時のようにヒクヒクと痙攣します。何故か判りませんが

物凄い快感です。

 それから後の4人でのセックスは、私にも初めての経験でした。スパイスの

利いた焼肉のタレで爛れたようになった粘膜に、他人のおちんぼ様が入って

くる感覚は何とも言えません。もし良ければ、この様子はまた次に

告白したいと思っています。



<表紙に戻る>