自分で言うのもおかしいが、俺は醜い女が好きだ。
テレビの深夜番組で、Tバックか何かのイケイケギャルが
飛び跳ねているのを見ると、何であんなのが良いのだろうと思う。
雑誌のグラビヤでも、モデルになるのは格好のいい女ばかり、
敢えてそれに抵抗する意味で投稿してみることにした。
ちなみに現在の俺の彼女は身長一五三センチ、体重一二一キロ、
バスト一〇八センチ、顔はとびきりのブスだ。
良く見るとけっこう可愛い顔をしているのだが、何しろ太っているので、
顎は二重になって弛んでいるし、眼が小さく頬っぺたが膨らんで
いるため他人より鼻が低く見える。
太股の肉が擦れるので歩く時はガニ股になるし、サイズの合う
ブラジャーもない。
こういうのを医学的には肥満(ひまん)と言わず肥胖(ひぱん)と
呼ぶそうだが、彼女の体型は確かに病的であることは認める。
彼女も十分それを自覚していて、名前はちゃんとあるのだが、自分で
自分をブタ子と呼んでいる。それでここでもブタ子で通すことにした。
ブタ子は今年21才になったばかりである。
俺と関係を持ったのは半年ほど前のことだが、もちろん処女であった。
初めはただの好奇心で、こんな奴には恋人もできないだろうから
何をやってもいいや、といった荒んだ気持ちだった。ラブホテルに
連れて行くにはこっちが恥ずかしかったので、相模湖までドライブして、
人のいなくなった駐車場で犯してしまった。
「私なんかでいいの、私なんかでいいの?」
それが、ブタ子が処女を失ったときの言葉である。
身体はデカいし、車の中ということもあって思うようにできなかったが、
それでも俺は射精した。彼女がそれほど痛がらなかったことは
不思議だった。
それからはブタ子のマンションでヤルようになったが、俺が行くときには
必ず手作りの料理を用意してもてなしてくれる。身体は醜いが
心の優しい女である。
「ブタ子、そこへ寝ろ」
「えッ、今日もなの?」
「当り前だ、そのために来たんだぜ」
「ほんと? 私なんかでいいの?」
それがブタ子の口癖になっていた。
仰向けにすると、胸と腹の肉が平べったくなって幅がいっそう大きく見える。
乳首はまだ小さいので、摘んでねじってやると、ブタ子はアフッアフッと
せつない息を吐いて顔を左右に振った。本人も焦れったいのだろうが、
普通の女のように身軽に身体を動かすことができない。
脂肪は胃袋の辺りではなく下腹の方に溜まっていて、そこを両手で
掴んでユサユサと揺すると、全身の肉が波を打つ。
「アいいッ、アいいッ、もっとして…」
「こんなんで快いのか、よく弾むぜ」
「い、入れて…、よう。お願い」
仰向けのまま股を開くとおまんこは意外に小さい。脚が太いせいもあるが、
陰毛がまばらで、その奥に深い切れ込みが閉じている。
指先で割ってみると、ピンクより薄い桜色といった感じの滑らかな
粘膜が露出して、クリトリスもまだ剥けていなかった。二枚の肉ベラは
ほんの申しわけ程度で、盛り上がった皺のような形でついている。
ホルモンのかげんなのか、淫臭とは違う、強いて言えばワキガに似た
独特の匂いがするのだが、この匂いが俺は好きであった。
太っているといっても、ハメ方に変った方法があるわけではない。
まともに上に乗って挿し込むと、ちょっと軋むような感触があって、
根もと近くまで簡単に埋まる。
俺の道具は人並みでそれほど見劣りしないと思っているが、まるで
巨大な肉の塊りにスッポリと包み込まれたようになって、いくら突いても
子宮まで届かないような気がする。
「あふぅッ、あふぅ…」
抜き差しすると独特の匂いがいっそう強く漂って、腰を動かすたびに、
平べったく胸全体に広がった乳房がグニャグニャとゆれた。
「あッ、いくいく…ぅッ」
2分もしないうちに、ブタ子の喘ぎが悲鳴に変った。感度が良いというより
刺激に対する抵抗力が弱いのである。とたんに、俺の方にも早くも
絶頂が来た。
「いくぞォ」
ドサッと上半身をブタ子の腹に乗せると、まるで暖かい空気枕に
揺られているような気がする。熱い快感の塊りがブタ子の体内に
注ぎ込まれてゆくのが何とも言えず快かった。
今のところ、俺はブタ子と別れる気持ちは少しも持っていない。こんなに
優しくて気持ちのよい女が他にいるものか…。