悪魔の辞典

第二巻












さしいれ【差し入れ】 名詞 

   留置場・刑務所などに入れられている人に届ける物品。
   激励の意味を込めて届ける飲食物。
   これが、動詞 差し入れる となると、
   いきなり、挿入すると言う意味になる。
   つまり、オマンコとは、
   留置場、刑務所の類と同じであり、
   励ましの飲食物を必要とするところということ。


さしがね【差し金】 名詞 

   差し込まれた金属。クスコ、あるいは、バイブレーターの類。
   転じて、
   野外調教などで、かげでMを指図してあやつること。 


さど【サド】 名詞 

   とある海に浮かぶ島の名前である。古代、遠流(おんる)の島と定められ、
   乱暴、狼藉、姦淫の罪をかさね、尚且つ、改心の情なき者をその地へ遠島
   とした。
   

さやあて【鞘当て】 名詞 

   現代では、一人の女をめぐって、ふたりの男が争そうことだが、
   この言葉が生まれた江戸中期では、男女が入れ替わり、
   一人の男をめぐって、二人の女が争そうことであった。   
   突飛に思えるかも知れないが、そのことは、言葉を見れば容易に理解できる。
   鞘とは刀と対になる言葉である。鞘とは刀を納めるところ、つまり、
   女陰で、当然刀は陰茎である。
   男二人が鞘を当てあうなんて、出来る筈が無い。


さらだきねんび【サラダ記念日】 固有名詞 

   与謝野晶子以来の革命的抒情詩人!俵万智!
   「これが料理か!」と君が言ったから七月六日は皿だけ記念日!
   SMじゃない? 皿が床においてあると想像してください・・・

さるぐつわ【猿轡】 名詞

   食べたくてよだれを垂らす様を演出する道具。
   また、
   声を立てさせないためというより、しゃべれないという状況での、
   鼻声、呻き声を楽しむためとするほうが、より自然であると思われる。


さわり【触り】 名詞 

   ふれること。
   丁寧に、心を込めると、「おさわり」となる。
   よがり声の聞きどころ、聞かせどころもさわりというが、そこは、特に
   「くどき」ともいう。
   じゅうぶんに触らずに、いきなり差し入れようとすることは、
   「さしさわり」といわれる。


しいく【飼育】  名詞

    SMの場合、養い育てることのみにとどまらず、調教という意味合いも
   含まれるのが一般的である。 つまり、罰または褒賞を用い、飼育される者に
   「従順」を学習させるための一連の手続きを指す。
   これらの一続きを「シイクエンス」と呼び、非公開の飼育を「シイクレット」
   と呼ぶ。
 

しおらしい 【しおらしい】  形容詞

   控え目で謹みがある。従順で可憐である。

   「おい、あいつ、どうしたんだい! いつものじゃじゃ馬が・・・」
   「そう、あれじゃまるで、青菜に塩だ」(で、しおらしい)
   「何が原因なんだ?!」
   「お仕置きを待っているんだとか・・・」(で、しおらしい)
   「どんな仕置きだ?」
   「炒った塩を罪人の体にあて、熱して責める、塩炒責だ」(で、しおらしい)
   「それじゃ、萎れるのも無理はねえ」(で、しおらしい)
   「おいおい、よく見てみろよ!体は嫌がっていないみたいだ」
   「潮が満ちるよう・・・」(で、しおらしい)


しくはっく【四苦八苦】  名詞  

   仏教用語の一つで、「涅槃狂」の中に見られる
   人間の八つの苦しみのこと。
   すなわち「四苦」とは、痛、熱、痒、恥。
   「八苦」はこれらの四苦に加え、
   愛別離苦(ご主人様に捨てられる苦しみ)
   怨憎会苦(ご主人様と別れられない苦しみ)
   求不得苦(求めてもしてもらえない苦しみ)
   五陰盛苦(淫らな思いを消せない苦しみ)
   え? 四苦八苦しているのはSの方だって?
   あら、そうかしら・・・(笑)


じごうじとく【自業自得】  名詞  

   (仏教で)自分の悪い行いの結果を自分の身に受けること。
   例えて言うのなら、相手からのHのお誘いを断ったばかりに、
   向こう何日間か、何週間か、何ヶ月か、こちらからの
   Hの誘いを断られること。結果、自業自涜となる。
   同意語 自業自縛(SM版)


しこたま  名詞 

   シコシコすれば、いくらでも精子を作ることが出来る憧れの金玉。



しそう【詩想】名詞

   詩にあらわれている思想、感情。

      「アベ・マリア」

   雷鳴轟くも、臆することなく原罪を背負って雄々しく立ちあがれ!
   堕落(ソドム)と頽廃(ゴモラ)を破壊した神々の住まう天空に
   己が砲身を向けて射精せよ!

   何に怯えて、加虐(タナトス)を封印するか?
   何に怯えて、快楽(エロス)を封印するか?

   清き快楽の園より追われし者
   我は姦淫の末裔
   汝もその股ぐらより生まれし者
   思い煩うことはない。
   陰唇の泉で乾杯するがいい!
   獲物をしとめた雄叫びをあげるがいい!

   今こそ封印を解き放し
   神との縁を切り、悪魔と対峙するのだ!
   免罪符を破り捨て、魂の値踏みを楽しむのだ!

   悦楽を味わうことなくイエスを産んだマリアに幸いあれ!
   Ave Maria!

   
   このような、イカレタ詩想は、詩想膿漏と呼ばれる。



したい【姿態】名詞

   したいと思う、なまめかしい姿、身体、態度。(本当の意味よ!)


しつける【躾ける】 動詞

   隷妓作法(れいぎさほう)を身につけさせる。
   ご主人様に対し、
   あくまで従順、さりとて元気良く積極的に付き従うことなく、
   上品、恥じらいを忘れず、さりとて時に淫らに、時に物欲しげに、
   苦痛、恥辱には耐え、さりとて涼しげな、事も無げな顔はせず、
   ・・・この難しい作法は、お仕置きを与えるための口実にもなる。
   躾けられて感じれば、しっける。


しつじ【執事】 名詞 

   身分・地位のある人のそばにいて、その人を補佐し、世話をする人。
   男女関係となると、子羊ちゃんと呼ばれることもある。
   酒場となると、ウサギになることもある。


じてん【辞典】 ★ 名詞 ★

   どうしても、言葉の意味が解からない時に使用する書物。
   辞典を引く、という。
   最近は、電子辞書に取って代わられて存在感が無く、
   いずれは、消滅する運命。
   かたや、悪魔の辞典は、興味本位で、あいうえお順に読んでみる
   輩が居るので、電子辞書に取って代わられることは在り得ない。
   辞典は、引く物、悪魔の辞典は、読む物。所詮レベルが違う!



しなだれる【撓垂れる】 動詞 

   撓る(しなやかにたわむ、逆らわずに従う)と
   垂れる(たれさがる)が合わさった語。
   しかし、
   媚びてあるいは甘えて人に寄りかかることに、何故つながるかが判らない。
   縛り上げられ、天井から吊られている図を思い描いてしまうのは、
   わたしだけか?


しばる【縛る】 動詞 

   紐、縄などで結わえる。行動の自由を制限する。
   しばらくの間、しばかれたりしながら、しはいされている、
   しばいをお願いすること。


しめす【湿す】 動詞 

   潤うことにより、受入態勢準備完了を示すことから、しめす。
   また、クライマックスを示すことを、締めすから、しめす。
   上手くしめすことができて、しめしめ。


しめなわ【締め縄】 名詞 

   拘束する、あるいは、苦痛を与えるという意味合いのほかに、
   侵してはならない清浄な、出入り禁止の印のために引き締める縄。
   二礼二拍手一礼が礼儀である。


しゃい【謝意】 名詞 

   恥ずかしさのあまり、「ありがとうございました」「ごめんなさい」が
   言えずに、うつむくことで伝えようとする御礼やお詫びの気持ち。


しゃくふ【酌婦】 名詞

   いわゆるお酌などをして客の接待をする女。
   徳利での差しつ差されつが、とっぷりと差しつ差されつに・・・
   江戸時代の飯盛り女も同じ。
   飯をよそってもらううちに、メスをおそってもらうことに・・・


じゅうじぐん【十字軍】 名詞

   十一世紀末、ローマ教皇の提唱のもと、免罪婦を求め
   性地イヤサレルの奪回を目指して派遣された艶征軍。
   軍事的にはほとんど成功を収めなかったが、
   貞操帯という感動的な副次的発明をもたらした。


しゅちにくりん【酒池肉林】 名詞 

   「以美酒為池、不留肉欲為林」(史記)
   ・・・愛の美酒が溢れて池となり、肉欲止まることを知らず林立する。
   いわゆる、豪勢な乱交。


しょうしつ 【 消失 】 ★ 名詞 ★

   消えてなくなること。
   意識が消えて、失禁すること。
   生命が消失するまでやると犯罪。
   ただし、時効が過ぎると罪は消失する。
   死体が消えてなくなると、証拠が消失する。



しょうねん【少年】 名詞 

   未成年。いまだ成し遂げていない者。
   少年老いやすく楽成り難し(時間を無駄にしないで快楽を追求しよう)
   一寸の陰茎軽んずべからず、と続く。


しょくしをうごかす【食指を動かす】  動詞

   食指とは人差し指と中指をさす。
   どこで動かすかはご想像にお任せする・・・


しょじょ【処女】 名詞 

   どこにでもある場末の小さな酒場。
   一番奥の止まり木に影を背負ったような男が一人、紫煙をくゆらせている。
   灰皿を音を立てずに置いたバーテンダーに、男が「ドライ・マーティニ!」
   ジン1/3に辛口ヴェルモット2/3、それにビターズが23滴、薄塩漬の
   オリーブ。
   とはいうものの、ジンを冷蔵庫で壜ごと冷やしてグラスに注いでも
   ドライ・マーティニだ。
   数限りないマーティニはいただいたが、完璧なマーティニはこの世に
   存在しない・・・というのがその男の自説だった。
   ・・・処女とどう繋がるかって?・・・バーで飲むジンの話でさ!(笑)


しょや【初夜】 名詞 

   新婚夫婦がはじめて寝床を共にする夜。
   ということは・・・
   Hをしないで、手をつないで寝床に入っても初夜って言うのか?
   祝い酒に酔いつぶれ、立ちもしないのに義理だけ果たそうとするのも初夜?
   結婚前にさんざんHをしていても初夜はあるのか?
   昼間にHをやれるだけやりつくしても、初夜は初夜?
   何十回目の再婚でも初夜?
   う〜ん・・・
   こんな尽きせぬ百八つの疑問を除去してくれるのが、初夜の鐘?


じりじり【じりじり】  副詞

   �@ お尻に少しずつ近づく様子。
   �A ロウソクなどの熱のために、お尻がどうにかなってしまう様子。
   �B 栓などをされ、希望通りに排泄できなくて、いらいらする様子。


じれったい【焦れったい】  形容詞

   思い通りにしてくれないので、腹立たしい気持ち。
   (焦れる)と(致したい)が合わさって出来た。
   (いじりたい)と(入れたい)が合わさったとする説もある。


じんきょ【腎虚】  名詞

   房事過度のために起こる衰弱症をさす。チン虚ともいう。
   小人、閑居して、不善をなして、腎虚となる・・・
   なににつけ過度はいけません・・・懲りない人には、蟄居!


しんたいけんさ【身体検査】 名詞  

   身体の性的発育状態及び異常性欲の有無を検査すること。
   下着や生理用品及び貞操帯、バイブレーターの類の検査も含まれる。
   女性器を神聖なものと崇める人たちにとっては、神体検査。
   実際に入れたり出したりして調べるのは、進退検査。
   超音波、内視鏡など、高度な器具を用いると、新体検査。


しんやくせいしょ【新約聖書】  名詞

   マタイ(股慰)による福音書(歓喜を知らせる書)から始まるクリスト
   (読み間違わないよう!)の教典。
   別名バイブル(モーターを内蔵し歓喜を体験できるようにしたものを
   バイブレーターという)
    主イエスの恵みが、著者を含め一同の者と共にあらんことを。


すいぎょのまじわり【水魚の交わり】  慣用句

   柳眉(美人の眉)と高名(偉い人)との交わり。
   英雄色を好む、に通ず。


すいこう【推敲】  名詞  

   アナルがくわえ込んだバイブを更に深く推した。
   白いむき出しの尻を、紅くなるまで敲いた。
   どちらにしょうか、迷うなあ・・・


すじがねいり【筋金入り】 名詞 

   補強されているから容易には曲がらない、折れないという意味。
   何で補強されているか? まさか、あそこに筋金が埋め込まれているはずは
   無い。
   解説するまでも無く、海綿体に血液が凝集して堅くなる。
   つまり、筋金が入っているのではなく、
   金玉袋に青筋が浮き出るほど血圧が上がっているという意味。


すちゅわーです【スチュワーデス】  名詞  

   古くはなんと「豚小屋の番人」という意味に使われていた。
   つまり、「豚や家畜の世話をし、食べ物をやる者」
   それが「ご主人の食卓の準備をする者」となり、
   やがては「他人の家事を管理する者・執事」となり、
   一部では、
   「豚や家畜に成り下がり、ご褒美をいただく者」と進化した。
   (ところで、世界初のスチュワーデスは、1930年、
    アメリカのボーイング社が看護婦を八名採用して、
    サンフランシスコ、シカゴ間の定期航空の旅客機に
    乗務させたのが最初・・・どんなサービスだったんだ!!)


ズッキーニ【zucchini 名詞 

   カボチャの仲間であるが、形状は白瓜やキュウリに似る。
   挿入してもいいが、芋茎(ずいき)ではないので、掻痒感はない。


すといっく【ストイック】  名詞

   禁欲的なさまや状態と言われているが、それは間違い。
   絶頂を上手く迎えられない性障害者に対し、治療として
   欲求不満状態を作り出す過程。結果・・・スットイク!?


スフィンクス【Sphinx 名詞

   ギリシア神話の怪物。テーベ市付近の岩の上で、行人に
   「朝は四脚、昼は二脚、夕は三脚のものは何か」という謎を掛け、
   解き得ない者を殺していたが、M女に「それは私です」と
   答えられて、海に身を投じて死んだという。
   (解答=朝は犬としてご主人様に仕え、昼は下女としてご主人様に仕え、
   夕はご褒美にご主人様の真ん中の御足をいただく)


せいさい【正妻】  名詞  

   法律で認められた妻。
   奴隷であることは希で、女王様タイプが専らである。
   なぜなら、女性関係の清算を強要し、制裁は凄惨を極め、
   なによりも、子孫生産の主導権を握り、精彩を放つからなり。


せいしゅん【青春】  名詞

   青春を清純と思い込むのは危険である。
   青春は身体の成熟のみをさすと考えることが無難である。


せいしょく【生殖・聖職】  名詞

   この二つの言葉が同じ読みであることに、
   日本語の奥深さと奥ゆかしさを感じるのは、
   わたしだけでしょうか?


せいふく【制服】  名詞

   一般には規律として着用するが、マニアは着用して、あるいは、着用させて
   起立する。
   せいふくの動詞は、征服 となる。
   制服の反意語は私服であるが、征服の同意語は至福となる。


せっくす【sex 名詞  歩美  

   性、性欲という意味を持つ名詞で、動詞ではありません。
   「ねえ〜ねえってばあ〜しよっ!」・・・これは、【せっつく】(動詞)


せんたく【選択】 名詞  歩美  

   本来、良いものを取り、悪いものを捨てることなのだが、
   SM界では、そうでない場合もままある。
   「自分で服を脱ぐか、無理やり脱がされるか」
   「お前の好きな鞭を使ってやる、選びな」
   「鞭を続けるか、鞭を止めて別の責めに変えるか」
   「奴隷になって鞭をいただくか、奴隷になるまで鞭打ちを続けるか」


せんべんをつける【先鞭をつける】 動詞 

   まずは一鞭。
   スカトロ趣味の先っちょに便をつけることではない。
   SM故、先鞭をつけるだけれども、一般的には一番槍という。
   ・・・男の一物で一突き!


せんぼうきょう【潜望鏡】 名詞

   潜行中、相手に気づかれずにスカートの中の偵察に使用する光学化学兵器。
   (靴の爪先に張り付けた鏡など・・・)
   神秘の淵に潜り込み、その中を望む内視鏡もこれに含まれる。
   実行に移せない人にとっては、羨望の的。


そうたいせいりろん【相対性理論】  名詞

   難しすぎて、解説できず。
   ただし、あい対する性の理論ではなさそうだった。


そくさい【息災】 名詞 

   息はむすこの意。仏教用語でむすこの災難を言う。
   噛み付かれたのか、ちょん切られたのかは、知る由もない。
   え? うそくさい?


そくたつゆうびん【速達郵便】 名詞

   そうろう文で書かれた手紙。しきゅうに届く。
   出したことも、出された(モトイ)頂いたこともないけど、まだあるの?


そそぐ【注ぐ】 動詞

   液体を流れ入れさせる。
   「大きな浣腸器で、奴隷のケツの穴にグリセリンを注ぎ込んだ」
   集中する。
   「粗相をしないように、お尻の穴に力を注ぐが、限界が・・・」
   手加減をせず注ぐこと、そそぐそそぐと、ぞくぞくとなる。


ぞっこん【ぞっこん】  副詞

   古くは「そっこん」という。
   「そっこん」の強調形とも。
   そここん(底根)が転じた語。
   男根の付け根までという意。
   ぞっこんほれた=付け根まで入れた(入れられた)


そむく【背く】  動詞

   より厳しい仕置きを求めること。
   背き、仕置きの繰り返しによって、ご主人色に染め上がることから、
   「染むく」とも書く。

そり【反】 名詞 

   �@そること。またその程度。�A刀身の彎曲を成す部分。
   反りが合わぬ(男根の反りがそれを受け入れる膣と合わないところから)
   気心が合わないという意。・・・そり ゃそうだ!・・・


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【た行】


たいきばんせい【大器晩成】  名詞

   大きな器は締まりが足りず、成就するまでに時間がかかるということ。


だいばいしん/しょうばいしん【大倍唇/小倍唇】 名詞

   人並みの二倍もあるような下の唇・・・などと書いていては、
   風俗を害する罪で起訴されてしまいますね・・・


たけなわ【酣】  名詞

   たける(長ける)縄から成る。
   長い縄を使い、緊縛の盛り上がる最中を言う。


たちおうじょう【立往生】  名詞

   立ったままの往生、つまり、腹上死。
   さすが弁慶!


たもんのきょぎ【多問の虚偽】 名詞 

   「後ろに入れて欲しいのか?」
   「・・・は、はい・・・」
   「自分から入れて欲しいというなんて、まったく淫乱なやつだ」

   「後ろに入れて欲しいのか?」
   「・・・い、いいえ・・・」
   「前のほうがいいとは、まったく淫乱なやつだ」

   外見上はひとつの問いのように見えるが、二つの問いを含んでいて、
   相手が返答に窮するような問い。マゾを貶める常套手段。

   ・・・SMは哲学だなあ・・・


たゆう【太夫】 名詞 

   最上位の遊女。
   落語に出てくるお馬鹿の三太夫ではない。
   太夫と言っても、太った夫でもない。


たり【たり】  助動詞

   �@動作、作用が完了した意を表す。「ぐったり」
   �A動作、作用が継続、進行している意を表す。「まったり」
   �B並列の意を表す。「入れたり、出したり」


たれる【垂れる】  名詞

   糞尿、涎などが、自分の意志に関わりなく(命令などにより)たれ
   落ちること。
   それが病みつきになることを、やまいだれ
   睨み付けながらすることを、がんたれ
   純粋に垂れ流すことを、まだれと呼ぶ。


ちかくかびん【知覚過敏】  名詞

   それのどこが悪い!!!
   血が出る? それのどこが悪い!!!
   冷たいものがしみる? それのどこが悪い!!!
   恥垢?・・・それはいただけない・・・


ちきゅう【恥丘】  名詞

   ときめく期待から、息詰まる予兆へのなだらかな丘。
   一気に駆け下りるもよし、しばし、戯れるもよし・・・


ちにうえた【ちに飢えた】 形容詞

   それを渇望して止まない様子。

   血に飢えた=過激な拷問系、または、生理中のプレイ。
   恥に飢えた=そのまま、羞恥系。
   知に飢えた=言葉、会話を主体とするプレイ。
   治に飢えた=主従関係を明確にするプレイ。
   置に飢えた=放置プレイ。
   致に飢えた=もろ本番。
   稚に飢えた=おむつを含めた、幼児プレイ。乳に飢えたも同じ。
   地に飢えた=ただの船酔い・・・


ちもう【恥毛】  名詞

   そこに生えているだけで恥ずかしい
   剃ってしまうのも恥ずかしい
   剃られるのはもっと恥ずかしい
   なければ無いで恥ずかしい
   生え始めがまた恥ずかしい


ちゅうごし【中腰】 名詞

   尻が重いと叱られ、尻が軽いと叱られ・・・
   で・・・何をし始めるにも、ほどよいお尻の位置。
   そのままゆっくりと腰を沈めるのも良し、
   上半身を前に倒し、後ろを無防備に晒すのも良し・・・


ちんぼつ【ちん没】 名詞

   心酔し、魅惑の淵(蜜壷)に深く深くチンが沈みいること。
   げきちんは、劇的なちん没。


つく【付く】 動詞 

   離れられない状態になること。
   接着剤は、恐怖、金銭、愛、などなどそれぞれである。
   突くよりも、尽くすことのほうが効果的かと存じます。


つつもたせ【美人局】 名詞 

   「筒持たせ」の意。
   夫ある女が夫となれあいで他の男と姦通し、姦夫から金銭などをゆすり取る
   こと。
   ちなみに、その金銭を、チン貸料と呼ぶ。


つばきひめ【椿姫】 固有名詞 

   悲恋物語ながら、社会問題、道徳問題を問いかけるデマ・フィス
   二十四歳の作。
   椿姫のいわれを説明するくだり・・・
   「この椿の花は、月の二十五日のあいだは白で、あとの五日は紅だった。
    どんな理由でこんなふうに色をとり変えるのか誰にも分らなかった。
    わたしもただこう書くだけで、その理由は全然知らない」
   誰にも分らない? わたしも全然知らない? 大嘘つきだなお前! 
   だからお前の名前がデマなのか?!(笑)


つれない【吊れない】 形容詞 

   無関心な様子。見るからに、吊れない体型だから・・・


てこずる【手こずる】  動詞

   手で擦るの意
   なかなか本番にもっていけず、
   結局、自分で済ましてしまうこと。


デルタ【三角州】 名詞

   手入れを怠り、下口(かこう)に生じる三角形の黒地帯。


としよりのひやみず【年寄りの冷や水】  名詞  

   冷たい液体は、腸の丈夫な若者はともかく、抵抗力の弱った人だと、
   お腹をこわしやすいことから・・・あくまでも浣腸は人肌で!・・・
   「冷や水を呑んで息子がうなだれる」という川柳もある。


とこ【床】 名詞  

   床は床でも、
   「床入り」「床騒がし」「床上手」「床急ぎ」「もらい床」の床。

   床しえ=永久にあなただけ。床とわも同じ。
   床ずれ=遊び人。
   床とん=最後の最後まで、精根尽き果てるまで・・・
   床の間=ちょっと休憩?
   床柱=女体を飾る化粧柱


どれい【奴隷】  名詞

   日本国憲法 第三章 国民の権利及び義務 第十八条
   何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。
   ・・・そのまんま・・・
   この項は、お笑いなし!


どれいせいやくしょ【奴隷誓約書】  名詞

   ご主人さま(女王様)に対し、自分が肉体的にも精神的にも奴隷である事を誓う
   文書。
   法的には何ら強制力はないが、奴隷にとっては絶対である
   広い意味では、婚姻届もこれに含まれる。










  第三巻