クリトリスを切り取られた激痛に泣き叫ぶ香月には、容赦なく、次の子宮摘出が待って いた。体内に器具を入れ、強引に引きはがすという乱暴なもので、女性にとっては、精 神的にも、肉体的にもこれ以上ない苦痛を与えるものだ。 「どうだ、香月、クリトリスを切られて痛いだろうな。しかし、おまえに対する拷問は まだ始まったばかりだ。次は子宮だぞ。ここに同意書があるから読み上げてやろう」 「もう...好きにすれば...いいわ」 「私、香月は子宮を摘出されることに同意し、一切の不満を申し立てません。また 摘出の為に、どれだけ激しい苦痛があろうともかまいません。これ以降、少しでも、 性的な興奮を憶えた場合は、肛門を含めて、体のいかなる部分を拷問されることに同 意します...どうだ、合意するか」 「お尻だけは許して下さい。お願いします...」 「なんだと、肛門は許してくれだと。だったらここに書いてあるとおり、濡らさなけれ ばいいじゃないか。流すのは、血だけにするんだな」 香月を大の字に縛り付けている柱のロックを外す。彼女を、ほぼ水平にし、上半身を起 こして、切り取られたクリトリスのあたりからうっすらと血が流れている所を、自分で も見えるようにする。 「かわいそうに、一番感じる部分を千切られて、これから子宮を摘出されるんだぞ。そ んなことさえされなければ、これだけのいい体だ。男がいくらでも寄って来るだろう に。それも、もう、一生ありえないことだな。私が若いお前の、女らしい体を見る最 後の男になるわけだ。せっかくだから、よく、見せてもらうぞ」 「好きにすればいいわ」 「女を失おうとしているんだ。まさか、触られようと、弄られようと、ここを濡らす事 はないだろうな。それに、もし、濡らしたら、お前の一番嫌いな肛門を拷問されるん だからな。これから取られてしまう子宮はこれか? そうか、これが、子宮口と言う やつだな。こいつを箝子で挟んでおいて、引っ張りだすことになる。痛いだろうよ、 きっと」 「ひ、酷い!!」 「おやっ、何だ。お前、オマンコが光ってるじゃないか!」 「そ、そんな...う、嘘です!!」 「どうしようもない助平女だな、香月は。自分で一番嫌だと言っておきながら、そこを 責めて欲しいというわけだ」 「お尻だけは...許して下さい...お願いします」 「まあいい。こっちは、後で、じっくりと責めさせてもらうからな。それじゃ、いよい よ、お前の子宮摘出をはじめるぞ。こいつでな。どうだ、すごい形してると思わない か。こんなものが体に入っていくんだぞ!」 「い、嫌っ!!」 「最初、入れる時は、こういう風にすぼまっている。その後でこうすると見ろ、広がる だろ。中から出て来るこいつがお前の子宮口をがっちりと掴み、外側のギザギザの部 分が子宮の表面にのびて、がっちりと食い込む。そうしておいて、思いっきり引っ張 るとどうなると思う? うまくすれば、卵管もろとも子宮が出て来る。へたすれば途中 からちぎれてぐずぐずの肉になって出て来る」 「そんな事して...何が面白いの?」 「さあ、はじめるぞ。目をそむけるなよ。良く見てるんだ」 「あぁーっ」 何十人もの娘達に使われた後、ろくに手入れがされていない拷問具には、あちこちに錆 が浮き、表面がざらざらになっている。その拷問具が自分の股間に伸びて来るのを見て、 香月の表情が引きつるようにこわばる。拷問具の先端がやわらかな女の入口にあてがわ れた。先端を回転させながら、じわっと体内に押し込んでゆく。 「目を閉じるな。見るんだ」 「ゆ、許して...」 先端が中に入った所で、レバーを引くと外側が彼女の体内で広がり、その状態でさらに 押し込む。先端が子宮口にあたった。第二のレバーで香月の子宮をがっちりと掴む。あ と少しで、女を引き千切られる恐怖で全身を震わせ、泣き始める香月。初めは啜り泣き だったのが次第に号泣に変わっていく。拷問のクライマックスが訪れようとしていた。 道具を掴む手がさすがに汗ばむ。手の平の汗をぬぐい、つかみなおす。香月の体内から おびただしい液体が流れ出ている。女として、最期になるであろう液体だ。二つのレバ ーにさらに力を加える。錆びた金属が子宮にざっくりと食い込んだに違いない。次の瞬 間だ。屋敷中に響き渡るような絶叫。悲鳴などという生易しいものではない。絞り出す ような、苦痛の叫び。股間から顔を出した子宮口を見て、香月がさらに声を上げる。乳 首に無数に刺された針の痛みも、クリトリスを切られた痛みも、すっかり、忘れさせる ような激痛。無限に続くかと思われるような、体の芯を襲う、ちぎれるような痛み。い つものことだが、子宮を一気に引き剥がすのは極めて困難だ。いくら、力一杯に、引っ 張ってもそう簡単にちぎれるものではない。また、そんな目に会う女の絶叫と激痛に歪 む表情がどうしても手の力を削いでしまう。結果として、彼女の苦痛はさらに長引くこ とになってしまう。最も、この段階でやめたところで彼女にとっては、既に手遅れであ る。掴まれて、引っ張られた子宮口は、既に、原形を留めぬ位に潰れており、その周り に食い込む金属によって子宮の表面は、すっかり、傷つけられている。私は、子宮全体 の摘出はあきらめ、ギザギザの歯を下に移動させて子宮口の根元を掴み直した。 「お前の女としての機能は既に完全に破壊されたぞ!」 「あぁぁぁーっ」 「子宮はもう完全につかいものにならなくなっている。これからこのコリコリした子宮 口だけを千切ってやるからな」 「ひ、ひと思いに、こ、殺して!!」 私は、握った道具をゆっくりと回転させる。子宮口に食い込む歯が回転する度に、肉を 少しずつ傷付けていく。女の体内組織は、そんな力に到底耐えることはできない。そし て、五分後、赤い小さな肉塊が私の手の道具に付いているのを見て、香月は失神した。 股間から鮮血を垂れ流したまま、ぐったりとした香月を床に転がす。先程までの香月の 絶叫が嘘のように、今は静まり返っている。既に、女とは言えない体となった香月。し かし...私は大きな疑問にとらわれ始めていた。確かに、香月は二度と子供を作るこ とはできない。普通の意味では、香月は、既に女ではなくなっている。だが、本当にそ うだろうか。毎月の生理は、もう無いだろう。だからといって、香月の顔が男のように なるわけではない。子供は生めなくとも、男の欲望を受け止める穴は、今でも、存在し ているではないか。香月は動物の雌としての役割を果たす事はできなくなっているが、 人間の女として、快感を感じる機能はまだ持っている。ひょっとしたら、毎月のわずら わしいものから解放され、妊娠の危険からも完全に解放された香月は、いままで以上に 女としての喜びを感じ、その快感に、何の心配もすることなく身を委ねられるようにな ったとは言えないだろうか。間違いない。あれほどの苦痛に見まわれながらも、激しく 濡らしていた香月は、こうなる事を望んでいたのかもしれない。女としての快感、オマ ンコよりも数倍も感じるといわれる肛門さえ残しておけば、香月は、いままで以上に自 由に女でいられるのだ。そんなことは許すわけにはいかない。性器破壊という女性にと って本来耐えられない精神的、肉体的な苦痛が香月の場合は、解放の快感になっていた のかもしれない。それは断じて許すわけにはいかないことだ。香月に対する本当の拷問 は、香月が望む自由な女への道を完全に断つことだ。彼女の肛門、オマンコ以上の快感 の源を完全に破壊することだ。失神した香月の顔には、女でなくなった事への悲しみな ど、これっぽっちも浮かんではいない。そうだったのか。彼女が潜在意識の中で望んで いたのはこういう事だったのだ。そうと分かればやる事は明らかだ... 私はぐったりとした彼女を鞍馬の上にうつぶせに縛りつけた。お尻の谷間から肛門が恥 ずかしげに覗いている。いや、恥ずかしげにと言うのは私の気持ち、私の期待だ。実際 には、香月の肛門は解放され、ようやく主役に躍り出ることができる喜びで、生き生き としているではないか。鞍馬の白い革の表面に、彼女の性器から滴る血が垂れている。 もうすぐ、別の場所からの血がそれに加わることになるだろう。私は、香月の肛門が二 度と快感を与えることが無いようにするための道具を揃え、彼女を失神からさめさせる ために長い針を手に取った。彼女の白くて柔らかいお尻の肉にそれを深々と突き立てる。 「い、痛い!!」 「気が付いたか、肛門を拷問するのに失神したままでは面白くないからな。お前の性的 な快感の源をこれから破壊してやろう。二度とお尻で感じることなどできないように してやるから、覚悟するんだな」 「そ、そんな...ひ、卑怯よ!!」 「何とでも言え、叫べ。どうせお前には助けは来ない。もうすぐお前は、気持ちいいと 思う事が一生できなくなるんだ。だが殺しはしない。潰れた性器、潰れた肛門はここ の医療スタッフがちゃんと治療してくれるだろう。排泄機能だけはな。これからの長 い一生をお前は快感とは無縁の世界で生きていくことになる」 「い、嫌よ!!」 私は、肛門拡張器を手に取った。普通の物よりは、はるかに広がる範囲の大きい物だ。 しかも、肛門の内側に触れる部分はヤスリのようにギザギザになっている。これを香月 のお尻の穴に入れ、ぐりぐりと回転させればどうなるか。彼女のお尻の谷間を指で左右 に広げる。さっきまでボールペンを押し込まれていた肛門が縮こまっている。私はクリ ームをたっぷりと指に付けると、肛門に塗り、拡張器を当てがった。先端が触れる。き ゅっと肛門が動く。 「お、お願い!! お尻だけは許して!!」 「今更何を言ってももう遅い。ここをたっぷりと苛めさせてもらうからな」 拡張器はずぶっと言う感じで香月の体内に入っていった。 「ようし、広げるぞ。肛門の中に何を隠しているのか良く見せてもらうぞ」 「い、嫌ぁーっ!! 」 「お前の肛門が開いていくのが分かるな」 「い、痛い!! もう、許して」 「痛いだと。こんなもんで痛がっていてどうする。まだ始まったばかりだぞ。普通だっ たらこの位までだな。見えるぞ。汚いものが入ってるのが」 「ひ、酷い!!」 「もっと、ひろげてやる」 「さ、裂けるーぅ!!」 「まだ、まだだ。」 香月の肛門は、普通の限界を越えて開かれていった。あと少しで裂けると言う所で止め る。既に直径は3センチを越えている。そのままの状態でやすりのように毛羽立った拡 張器に回転を加える。 「ぎゃーっ!!」 「どうだ、体の内側がけずれていくのがわかるか」 「とうとう血が流れてきたぞ。このままぐるぐるまわしながら、もっと開いてみるか」 「お、お願い!! もう、ゆ、許して!!」 肛門が限界を越えた拡張で悲鳴を上げる。今にも裂けそうだ。その開ききった肛門にナ イフを突き刺す。しばらくすると、彼女の肛門はナイフを突き刺した周りから裂け始め た。 「ぐぇーっ!!」 「どうだ、体が裂けていくのを感じるか。」 私は近くのインターホンで医療スタッフを呼び出した。 「私だ。もうすぐ、終わるから待機していてくれ」 「彼女はどういう状態ですか」 「クリトリスは切り取った。乳首と乳房は針だらけになっている。子宮口は引っ張り出 してあって、今、肛門が裂け始めている。これから膣と肛門の両方に火薬を詰めて焼 くつもりだ。」 「分かりました。その程度だったら、楽なもんです。さっきの女の子の場合は、膣と肛 門の両方に、ドリルの先端に付けた金属ブラシを10センチ近く押し込まれて、回さ れたのでしょう。中がめちゃくちゃになってましたからね」 「それでどうなった」 「大丈夫ですよ。排泄だけはできるように手術しておきましたから」 「相変わらず、腕がいいな」 「もちろんですよ。ところで、そこの子、ただ、火薬で焼くんじゃなくて、肛門と膣の 間を切ったらどうです」 「そこまでして大丈夫か」 「ええ、単に、排泄の区別がつかなくなるだけで、命に別状は」 「よし、火薬に火を付けたら、切ってしまおう」 「分かりました。いつでもいいですよ」 香月は、肛門が裂けていく苦痛で悲痛な叫び声を上げている。私は、細長く形の整えら れた火薬を彼女の膣と開ききった肛門に一本ずつ押し込んだ。導火線が下に垂れている。 久々の日本人である香月は、実に良く私を楽しませてくれた。が、もうおしまいだ。ラ イターで火を付ける。導火線特有の激しい煙が上がる。 「お前の性器と肛門の両方が、もうすぐ、焼かれるからな」 「ひ、ひと思いに、こ、殺して!!」 火は確実に火薬に近付いて行く。そして...彼女の体内で、くぐもった音と共に小さ な炎が二つ、一瞬だが見えた。香月の絶叫は、炎と同じように、ほんの一瞬だった。 それから二ヶ月後、関西空港に一人の若い女性が降り立った。失踪の疑いから、警察が 躍起になって探していた香月だった。心配しきった家族と恋人が、ターミナルで待 ちかまえている。見た所、何の異常もなさそうだ。無事に戻ってきてくれた喜びで、彼 の顔は笑みで崩れそうだ。彼の姿を認めた香月も、久しぶりの日本の地を踏んだ安堵感 から、微笑んでいる。海外旅行が日常茶飯事になった現在では、珍しい感動的な出迎え 風景だ。走り寄る彼の笑顔に応えながら、香月の顔に浮かんだ悲しい表情に気付いた人 そこにはいなかった...
完