淫      夢






やっとご主人様に逢えた。

すごく長く逢っていなかったような気がする。

でも、そんなことどうでもいい。

今、目の前にご主人様がいて、みあを抱きしめてくれている。

うれしい。幸せです。



ご主人様に挨拶をします。床に正座をして、手をついて

「調教、よろしくお願いします」と言いながら頭を下げるのです。

「じゃあ、テーブルに手をついて、ズボンとショーツを膝まで下ろして、

尻を突き出してっ!」と早速調教が始まります。

中途半端なかっこうは、全裸よりも恥ずかしいです。

自分の手で尻の肉を持ち上げ、穴とオマンコを広げ、ご主人様にお見せします。

「ご主人様に触ってほしかったら、尻を振って見ろ」

私は、テーブルに上体を横たえたまま、尻だけを円を描くように

大きく廻しました。

「もっと、いやらしく!」と怖い声とともに、「パシーンッ」と平手が尻の肉に飛びます。

必死で尻を振ります。

「よ〜し。どれ?尻の穴はどれくらいになったかな」

たっぷりとローションが垂らされたみあの尻の穴に、ご主人様の指がゆっくりと入ります。

ヌ〜ッとした感じがして、なんともいえない心地よさを感じます。

指が中で、円を描くようにゆっくりと動きだすと、腸の粘膜が熱くなるのがわかります。

「尻の穴はどうだ?ん?」

「・・・・」恥ずかしくて答えられないでいると、ご主人様は、スッと指を抜いてし

まいました。

「あっ!」そんなやめないでほしい・・・目で訴えました。

「大きい声でしっかり言えないなら、おしまいだ」ご主人様の怖い声が聞こえまし

た。

そんなのイヤだ!恥ずかしさをこらえて、私は言いました。

「いやらしいみあの尻の穴が、すごく気持ちいいです。」

「よ〜し、いい子だ。じゃあ、入れてあげよう。」

そう言いながら、再びみあの尻の穴に入ってきたものは、ご主人様の指ではなく、

小さなローターでした。穴にローターを入れられたのは初めてです。

スイッチが入れられた途端、全身に電気が走りました。

内臓の奥から、何かが走り抜ける。痺れの波?最初は小さな波なのに、

それがどんどん大きくなってきて、全身がブルブルっと震えだす。

すごい感覚です。今までに味わったことのない感覚です。

快感というより、刹那くて、苦しいような気持ちよさ。

声にならない喘ぎ声が、口から洩れます。目はうつろで、手は必死で

テーブルの端をつかんでいます。

「助けて〜」と思わず洩らすと、ご主人様がちょっと心配な顔つきで

「痛いか?」と聞きました。

わたしは、首を振り、「気持ちいいです。おかしくなってしまいます」とやっとのこ

とで答えました。

「そうか、そんなにいいのか。じゃあ、これはどうだ?」

ローターを穴に咥えたまま、尻の肉に、ご主人様の平手がバシバシ飛びます。

「ハウッ!クウッ」と叫び声をあげながら、テーブルにしがみつきます。

刺すような痛みが降りそそぎ、だのに、その痛みと尻の穴の中の痺れの波が

あいまって、どうしようもない官能を生むのです。

叩きは、絶対に手がいい。肌と肌が一番気持ちいいのです。

何よりも、掌からご主人様の愛情を感じられるから。

目を開けているのに、何も見えていない。何も考えてもいない。

ただ、身体の感じるままに喘ぎ悶える。一番、みあの幸せな時間です。



フッと目を明けたら、暗い部屋の中で、夫の大いびきだけが聞こえました。








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