レズ相姦・カエル女とムチ娘





      一、星からきた女

 夏美の肌はすごくいい。

 四ッん這いにしておいて、思い切り鞭をあてると、すぐミミズ腫れになって

盛り上がってくる。尻から背中にかけてピンクの鞭跡が交差して、美しい

網目をつくる。男のよごれた尻の皮では、堅くてザラザラしていて、とても

こういう訳にはゆかないもの…。

 よくヘンな男がいて、SMクラブに行けば一流の女王様になれますよ、

なんて言うけど、馬鹿にしないでよ。あれは男に奉仕する女王様だろ。

私はもともと女王様なんかじゃないんだから…、私は差別主義者なんだ。

 世の中には、虐められることだけが生甲斐みたいな女だっているんだよ。

 乳房をユラユラさせて、私の足元に這いつくばって拝むのよ。

虐めて下さいって、叩いて下さいって…。あれは人間じゃないわ。どこか違う

星からきた生き物ね。差別したって当り前じゃない?

 夏美も、そういう種類の女だった。はじめて出会ったのは、吉祥寺の

ビデオレンタル店でバイトしていたとき、そのころは七・八人の仲間と

バンドを組んで、時々ライブハウスを回わったりしていた。

まあ、フツーのロックバンドだったけど…、髪を染めているので、ロイヤルとか

マックさんでは使ってもらえない。結局ビデオ屋でバイトするくらいしか

道がなかったわけ…。

 女の名前は石原夏美、26才。これはレジのコンピューターに住所・氏名が

登録されているから間違いない。決まって閉店間際の深夜2時近くなってから

現れるの。AVの変態ものばっかり借りにくる女も珍しいので、最初から

印象に残っていた。もちろん、ある種の期待もね。

 その日もそろそろ閉店の時間で、店には誰もいなかったわ。

「あの、ちょっと…」

 夏美は、とうとう私に声を掛けた。

「ここにはレズのビデオって、置いてないんですか?」

「はあ?」

 私はちょっぴり面食らった。パッケージにはいろいろと文句が

書いてあるけど、中身までは確かめた事がないもんで…。

だからズバリと言ってやったの。

「レズが好きなんですか?」

 夏美は、凄く緊張している様子で固くなっていた。

「だったら、私としませんか」

「いいんでしようか…」

「初めからその気だったでしょ?」

 男同士のホモもそうだって言うけど、変態は本能的に通じあうのよ。

 特に夏美の場合、マゾだって言う事は借りたビデオのリストを見れば

ミエミエだもの。

「あなたを見たときから、この人しかいないって思ったんです。いつ声を

掛けようかとずいぶん迷って…。でも良かった」

 夏美は嬉しそうに言った。

「私、相当怖いけど…、大丈夫?」

「ハイ、私はカエルですから、ゲロゲロ」

 SM雑誌とか読むと呼び方は奴隷というのが代表的、そのほか家畜とか

犬、ブタなど…。自分の事をカエルと言った女は夏美が初めてだった。

 この連中は、普段はバレないように普通の生活しているのよ。でもこっちが

エイリアンだとわかると、途端に本性をさらけ出す。

「私の部屋に来てくれます?」

「身体検査するわよ」

「ハイ」

「良い感度しているんだろうね」

「私、きっと鈍いほうなんです。気に入らなかったら叱ってください」

「後悔したって知らないよ」

「お願いします。言われるとうりにしますから…」

 店を閉めて一緒に外に出る頃には、言葉遣いまで変わっていた。

 夏美はやっぱり、違う星からきた女なんだね。



    二、カエルの部屋


 マンションはワンルームで、店から歩いて5分ほどの所にあった。わりと

整った部屋で、夏美は自分からGパンを脱いだ。

「ケツを調べてください」

 セーターを捲ると、丸くて張りの良い肉が剥きだしになった。夏美は

後ろを向いて腰を屈めている。

「まあ、合格だよね」

 私、それをピタピタと叩きながら言った。

「ちょっと、ワレメを見せてごらん」

「ハイ」

 夏美は、細い指で尻の肉を掴み、ぎゅっと左右に広げた。

「穴が黒いよ。汚いじゃないの」

「済みません、オナニーのやり過ぎだと思います」

「好きねえ、みっともない…」

「そうなんです、恥知らずでしよう」

「男ともやってるんだろ、不潔…!」

「イエ、自分でするんです。男とはもう2年もやってません。

嘘じゃありません、良く見てください」

「じゃ、この濡れてるのは何よ」

「ごめんなさい。さっき、濡れちゃったんです。気持ち悪かったら

許してください」

「まるでナメクジみたい…。相当なインランね」

「有り難うございます。私やっぱりインランで、最低ですよね」

「おまえは、嬉しいの?」

「すごく嬉しい…」

「拭いておきなよ。臭くなるから…」

「ハイ」

 夏美はティッシュをつまんで、中腰のままゴシゴシと拭いた。

出来るだけぶざまな恰好を見てもらいたいというのが、

この種の女の特徴なんだ。

 下半身裸のままで、夏美はキッチンに立ち紅茶をいれてくれた。

私は遠慮なくジロジロと観察したけど、口で言うほどお粗末な

身体ではなかった。

 太股はしっかりと締まっていたし、何よりも尻が垂れていない

のが良い。毛は私より少し濃いほうで、縦長に伸びていた。色が白いから、

叩けば叩くほど綺麗なピンクに染まりそう。

「自覚したのは、何時頃からなの?」

 私は、少し甘すぎる紅茶を啜りながら聞いてみた。

「憶えてないけど、生まれつきみたいです」

「変態はみんな生まれつきなのよ」

「そうかもしれません。私って、子供の頃からおかしかったもの」

「何か、覚えている事があるの?」

「6ツくらいの時かな、毎晩兄貴のちんちんを舐めさせられていたんです」

「キャハハ、可愛いね」

「田舎で、両親がいなくなるとお前はタコだからって…、吸いつけって

言われて一生懸命やりました」

「セックスもした?」

「さすがに嵌めなかったけど、結構触られました。中学生になったら、

今度は一回千円で身体売られたんです」

「それ、めちゃ安すぎるんじゃない?」

「そうだけど、兄貴が族の先輩相手にアルバイトしていたんです。

言われた通り体育館の裏とかへ行くと、先輩たちが待っていて

相当姦られました。人形みたいにまわされたり、精液飲まされたりして…」

「千円ぽっちで良くやるよ。それでイクこと覚えたの?」

「全然…。でも信じられない気持ちでした。姦られてから草の上で

ボンヤリ寝ていると、カエルの声が聞こえるんですよ。私はカエルだなぁなんて

思ったりして、変に満足するんです。ほんと言うと、私、男にイカされたことは

これまで一度もないんです。もともと女の人からでないと駄目みたい…」

 夏美は、セーターを脱ぎながら言った。

「お願いします。私のからだ、玩具にしてください。私、カエルですから…」



    三、異星人のまつり


 全裸になると、夏美は洋服ダンスをあけてゴム紐を持ってきた。

「時々自分で縛っていたんです。ロープではなかなかうまく縛れなくて…」

 その点、ゴムだったら勝手に締まってくれるから都合がいい。

 右手と右の足首を結んでベッドの脚に縛り付け、左側も同じように、

もう一つの脚に結んで引っ張ると、夏美は敷物の上で仰向けに

股をガバッと開いた形になった。

「良いからだしているね」

 胃袋の辺りから二ツ折りになって夏美は苦しそう。そのお腹の肉を掴んで、

グニグニと動かしてみた。この感触はたまらない。男が抱きつきたくなる

気持が良くわかる。

「お前は人間じゃないね、玩具だね…」

 ゴム紐を思い切り伸ばして、乳房の膨らみを狙って指を放すと、

ビシャッと良い音がして、見る見るうちにバラの花びらみたいな痕がついた。

「気持ち良いだろう? ほら、もう少し感じてごらん」

 お臍へビシャッ、毛の生えた所へビシャッ、割れ目の真上にビシャッ、

お尻の穴をめがけてビシャッ…。

「ヒィー…」

「馬鹿、変な声出すんじゃないよ。ここは最低だよ、不潔なんだよ!」

「済みません…」

「ビトビト濡らしてさ、こんな穴もっているから人間に狙われるんだ。

縫い付けてやりたいよ、お前には穴なんか要らないんだよ、わかったかい!」

「ワ、わかりました…」

「マゾ女の癖にオナニーするなんてもってのほかよ。いいかい、

気が狂いそうになるまでオナニーは禁止だからね」

 夏美は半分吊り上がった眼で、何回も頷いた。

「おまんこはいつも飢えた状態にしておくこと、おまえは、虐められるだけで

いいの。インランなんだから、それだけで十分イケるんだよ」

「嬉しい、虐めてください…」

 ゴムのパチンコで打ち続けたので、内股からお腹のまわり、オッパイにかけて

赤く腫れ上がり、沢山のバラの模様ができた。縛った手足が紫色に

なっているので解いてやると、夏美は正座して次の命令を待った。

「おいで…」

 パンティを脱いでベッドに腰を下ろし、私は脚を広げた。

「ここに来てよく拝むんだよ」

「はい」 夏美は足元にいざり寄って私を見上げた。

「お前カエルなんだろ。もっと頭を下げて!」

 額を蹴ると、あわてて這いつくばってゲロゲロと言った。私、その背中に

思い切りゴムの鞭を振り下ろしてやった。

「ヒェェ…」

「何だその声は、ちゃんと見てなけりゃ駄目じゃない!」

 こうやって、ビシバシ鞭を使いながらオナニーするのってたまらない。

左手の指でクリトリスをいじりまわし、快感が高まってくるたびに

夏美を蹴った。

「ああ素敵…、舐めさせて!」

「駄目ッ」

 夏美は恨めしそうに、叩かれる度に激しく腰を振った。たちまち、

背中に交差した鞭の跡が何本もできた。

「もっとケツを上げて!」

 両尻の間からはみ出している大陰唇めがけてゴムのバラ鞭…。

本当言うと、私はもうほとんどイキかけていた。

「ごめんなさい!」

 そのとき突然、夏美が痙攣した。

「イッちゃう…!」

 途端にジューッと音がして、オシッコが溢れ出てきた。

 ようやく我にかえったときは、もう明け方になっていた。




(完)