マヨの黄金排泄






一、 おとし穴

今から十年近く前のことだ。そのころブルセラとかコギャルとか

呼ばれて、女子高生がパンティを売ったり、生えかけた陰毛の

写真を撮らせたりするのが流行ったことがある。

援助交際と称する高校生売春が当り前になった現在と比べれば

可愛いものだが、当時は仲介者が逮捕されて事件になったり、

テレビのワイドショーで取り上げられたりして一種の社会問題に

なっていた。

たしかに、これに便乗して甘い汁を吸った大人たちがいたことも

事実である。

私のところにその話が持ち込まれたのはちょうどその頃、昭和から

平成にかけてのバブルの絶頂期だった。

「どうですこの話、買って貰えませんかね」

「まだ子供だろう。そんなこと言ったって本当に出来るのかよ」

「大丈夫ですって、本人にはちゃんと納得させてあるんですから、

やらせますよ」

「まぁ良い、あんまり信用できねぇが連れて来てみな。ギャラは

現物を見てから引き換えだぜ」

「判ってます。それじゃ約束してきますからよろしくお願いしますよ」

話と言うのは、高校一年の女の子、お小遣いが欲しいからモデルを

やりたい。内容はエッチをするのでなければ何をやっても構わない

と言うのである。

一番簡単なエッチは駄目だというのが如何にも高校生らしいが、

マニヤにとってその程度の条件はほとんど苦にならない。

さっそく声をかけてみると、集まったのは常連のネリ夫と

通称社長と呼ばれている土建屋の親父、カマさんという

サラ金の経営者、それにどこにでもある屋号だが、三河屋酒店の

主人の四人、それぞれ五十代も後半の、バブルのあぶく銭を

しこたま抱えこんで脂ぎった連中である。

場所はカマさんが持っているマンションの一室で、今は空家に

なっていた。女の子は親の目があるので平日の午後、学校を

サボらせて連れて来るのだという。

日取りが決まって一同が集まっていると、約束の時間より少し前、

ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。

ドアを開けると、仲介した男が後ろに小柄な制服姿の少女を連れて

立っていた。

「どうです、時間どうりでしょう」

男は得意そうな顔をしたが、なるほど、見ると正真正銘の

女子高生で、これなら二十万という相場は高価くない。

「いい子だな、名前はなんと言うんだ」

さすがに緊張して、少女は黙ってうつむいている。

「須藤マヨです」

男が代りに答えて念を押すように言った。

「約束ですから、夕方の5時までには帰して下さいよ。親がうるさいんで」

「いいよ、それじゃギャラだ。ご苦労さん」

現ナマと引き換えに少女を中に入れると、ドアを閉めて、

仲介の男にはもう用がないとばかりに内側から鍵をかけた。

「カバン持って、こっちへおいで」

マンションは玄関の横が浴室とトイレ、廊下の突き当たりが

二間続きのダイニングルームとホールになっている。

マヨの背中を押して部屋に入れると、奥のホールにいた

四人の男たちの顔がいっせいにこちらを向いた。

「………!」

思いがけない人数にギョッとして立ちすくんだところに、すかさず

誰かの卑猥な声が飛んだ。

「よぅお姉ちゃん、いらっしゃい」

「好いですねぇ、こりゃア素晴らしいご馳走だな」

「………」

「大丈夫だ、何もしねぇから安心しな」

逃げ腰になっているのを後ろから抑えつけて、肩越しに耳に

息を吹き込む。

「やさしい小父さんたちだから、エッチなんかしねぇよ。

モデルになってもらうだけだ」

「え、え、でも…」

「そうそう、そんなに怖がることなんかないんだよ。遠慮なく

脱いで、早く見せて頂戴」

ネリ夫が立ちあがって、馴れた調子で少女の手から

通学カバンを取り上げるとソフアの隅にほうった。

「マヨ、お前、何でもヤルと言って連れて来てもらったんだろ。

ええ、違うのかい」

「へぇ、マヨちゃんていうの?可愛い名前だねぇ」

「やるのかやらないのか、ちゃんと返事をしろっ。ギャラはもう

払ってあるんだぜ」

「や、やります」

愚かと言えばおろかな娘である。どう言いくるめられて来たのか

知らぬが、マヨはあっさりと変態の罠にかかったのだった。



二、雛鳥なぶり


絨毯も敷いてないフローリングのホールの真ん中に立たされて、

羞かしさにものを言うことが出来ない。

マヨは人形のようにうなだれていた。

「脱げよ、写真を撮るんだ」

少女から見れば父親ほどの大人たちの視線を浴びて、

マヨは震える指先でスカーフを取り紺のセーラー服を

頭から脱いだ。スカートのホックを外して足元に落とすと、

小柄な身体がいっそう小さく、固い感じに見えた。

シャツとシュミーズのような下着を取ると、ブラジャーは

つけていたが、乳房はまだ膨らみきっていない。

パンティと呼ぶには幼い感じのズロースに赤い苺の模様が

ついていた。

マヨが独りで何とかここまで脱いだのは、モデルになるんだと言う

自分なりの言い訳と、逃げ場のない追い詰められた状況から

だったに違いない。案の定、その先はパタリと手が動かなく

なってしまった。

「ブラジャーを取って、おっぱいを見せてみな」

「で、で、でも…」

「でもとは何だ、モデルならモデルらしくしろっ」

「まぁまぁ、そんなに叱らなくても、それじゃ小父さんが

手伝ってあげましょう」

ネリ夫が猫撫で声を出して容赦なく苺模様のパンティに

手をかける。とたんに、マヨがヒイッと小さな悲鳴を上げて腰を引いた。

「ほう、好い匂いがするね。年が若いとおまんこの匂いまで新鮮だ」

ネリ夫が、まるで猫の仔を嬲るように言った。たしかに、ヨタヨタと

足がもつれながら脱がされて行くマヨの姿態には、まだ女に

なりきっていない未熟な固さが漂っていた。

乳のふくらみが薄く、パンティを奪われて呆然と立ち竦んだ股間に、

クッキリと刻まれた縦の線、その上に短い陰毛が下腹に貼りついた

ように生えている。

「お前、セックスの経験はあるのかよ」

「えッいえ、まだ…」

「一緒に来たオジさんにヤラれちゃったんじゃねぇのかい」

「ううん、ただ、写真のモデルにスカウトされただけです」

「そうかい、そりゃ好い按配だったな」

本人はスカウトされたと思っているのかと可笑しかったが、

ここまで来たら檻に入った野兎同然である。

たちまち三河屋がビデオのカメラを抱えて近づいてきた。

「よし、お姉ちゃん、それじゃ早速だがモデルになってもらおうじゃないか」

「あ、はい」

「始めはおしっこするところから行こう。そこにしゃがんで、

こっちを向いて…」

「え、えぇッ」

「身体には触らないから、ちゃんと前を向いて、遠慮しないで

股を広げてごらん」

「ウェェ…ッ」

マヨは反射的に引きつった声をあげた。

「そりゃ良いね。バージンの放尿シーンは貴重ですぜ」

すかさずネリ夫が浴室からプラスチックの洗面器を持ってきて

床の上に置いた。

「さ、これを跨いで勢い良く出すんですよ。こぼさないようにね」

「い、いやァ」

「マヨちゃんのおしっこはきっと甘くて美味しいよ。ナンなら、

私の口の中に出しても良いんだよ」

「そッそんなこと、出来ない…」

「グズグズ言ってないで早くやれっ。お前、モデルとしてスカウト

されたんじゃねぇのか」

一喝くれると、マユはいっぺんに縮み上がって二・三歩後ずさりした。

やさしいオジさんと怖い人、これが一番効果があがる。

「さぁさぁ、誰でもやることだからね。ちっとも羞かしがることはないのよ」

言葉とは反対に、ネリ夫が強引に足首を掴んで洗面器を跨がせる。

「さぁしゃがんで勢い良く出してごらん」

三河屋のカメラが先刻からずっとこの様子を凝視している。

マヨは唇を歪めて、みるみるうちに泣き出しそうな顔になった。

だがこうなっては、もう逃げ出すすべはなかった。高校生の小娘を

囲んで、大の大人が5人がかりである。

肩を圧されて洗面器の上に後を落すと、マヨは口を半分開けて、

虚ろな視線で天井を見上げた。

「ほらほら、おまんこが膨らんできた。早く出してごらん」

だがこんな情況では、気持が萎縮して出るものも出ない。すかさず

ネリ夫がワレメの真ん中を指先でスウッと撫でる。

「ヒッ」

クリトリスを触られて異様な刺激があったのか、ピクンと腰を跳ねた

とたん、ポタポタとあたりに雫が散った。



三、穢れたキス


「おぉ出た出たっ、その調子…」

ネリ夫が声をかけると、一度弛んだ括約筋が元に戻らなくなった

のだろう。ジョーッと激しい勢いで噴き出してきた小便が、

洗面器を越えて直接フロアの上まで飛んだ。

その瞬間を捉えようとして、三河屋が慌ててカメラを寄せる。

小便は水鉄砲をうつように二・三度断続したが、とうとう止まらなくなって、

シュゥゥッという排出音を響かせながら半分はフロアの上に、ようやく

半分くらいが洗面器の中に溜まった。

それでもおよそ2センチほどの分量があった。

「ずいぶん入っていたじゃないの。これでスッキリしたろう、

良かった良かった」

嬉しそうに笑うと、ネリ夫が観客のほうを振り向く。

「みなさん、見ていないで協力してくださいよ。これからが本番だからね」

よしきた、と社長とカマさんが立ちあがって、マヨをはさんで左右から

抑えつける。

「や、や、やめて…、いや」

男の手でまだ薄い乳房を掴まれて、マヨが本能的に身体を固くする。

「おしっこがこんなに出たんだから、ウンチだって沢山溜まって

いるんだろ」

「いやァ、もうッ」

「いい子だネ、思い切って出してごらん」

「えぇぇッ」

素早く仰向けになったネリ夫が、小便に濡れたフロアに

身体を滑らせて、少女の足の間に頭を入れた。

「わッ、うェェ…」

「出しても良いんだよ。マヨちゃんの美味しいウンチをちょうだい。さぁ早く」

抑えつけられて股を広げたまま、マヨは絶望的な顔を上げた。

その尻の下で、ネリ夫が大きく口を開ける。

「うんとイキんでみな。きっと出るぜ」

「タッ助けて…」

「いいかげんにしろっ。言われたとうりにしないと浣腸するぞ」

「待て待て、浣腸じゃ糞が食えなくなる。わしが腹を圧して

やるからちょっと待て」

社長がマヨの太腿を抱えて、上からグイッと臍の下を圧した。

「やめてェッ、する、するからッ」

「よぅしやってみい。ブッ太いのをヒリ出してみろ」

さすがに土建屋だけあって、言葉にドスがある。

マヨは完全に抵抗力を失ってしまったようであった。

二人の男に両脇を支えられた宙ぶらりんの姿勢で、

首をグラグラさせながら顔を真っ赤にしてウゥゥムッと

イキミをかける。その度に膨らんだり縮んだりする肛門を

アップで撮ろうとして、三河屋が覗き込むようにカメラを寄せた。

「出、出ないィ」

「馬鹿っ、もう一息じゃねぇか。もっと力を入れろっ」

「ウゥムムッ」

ネリ夫が鎌首を持ち上げて、真下から舌を伸ばしてペロペロと

尻の穴を舐めた。そのときメリメリと穴の周囲が盛り上がって、

少し黒ずんだ感じの糞の先端が顔を出す。

ネリ夫があわてて口を開けたが、狙いが外れて思ったより太くて

丸い糞の塊りが鼻先に当たってコロリと床に落ちた。

「ワッ、ウェェェ…ェッ」

気が弛んだのか、突然マヨが耐えられなくなったように大声で

泣き出す。そのとたん、腐ったソーセージのような色をした

棒状の糞が、ニュルニュルッと垂れ下がってネリ夫の口を直撃した。

「ぐふ、ぐふっ」

嚥み込もうとしてネリ夫が一瞬唇を閉じたので、余った糞が

眼の上から鼻を通ってベタッと頬に貼りつく。

「うはぁ、やったやったぁ」

カマさんが頓狂な歓声を上げた。だが、どんなに脅しても

すかしても、マヨの脱糞はこれでお終いであった。

あたりに異臭が立ちこめ、裸のままフロアに投げ出されて

ゲクゲクと泣きじゃくっている。ネリ夫も起き上がったが、

自分でなすり付けたのか顔じゅう糞まみれである。

「可哀想に、そんなに嫌だったのかい。でもウンチは美味しかったよ」

ベッタリとウンコのついた手で、構わず少女を抱き起こす。

「おぅよしよし、泣くんじゃない。オジさんがキスしてあげるからね」

ネリ夫が、いきなり黄土色に染まった歯をむき出してマヨの唇に

しゃぶりついた。

「ウゲェッ、ゲェェェ…」

背を丸め腹筋を痙攣させて、マヨが激しい嘔吐を始めたのは、

それからわずか数分後のことであった。



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