アナル番長純情派




一、少女の紹介

「いやよゥ。誰か、ほかの人にやって」

話を聞いたとたん、和枝は全身で尻込みしながら言った。

「そんなこと恥ずかしいだけじゃん。気持ち良くなんかならないもん」

「そういう問題じゃねぇよ。相手は金払ってるんだから」

「だってェ、いくらお金でもさぁ。ヤラせてあげるだけじゃ駄目なの?」

「でも3万だぜ。セックスもしないで、それだけ貰えればオンの字じゃねぇか」

「へぇッ」

当時の3万は今なら十万円以上にあたる。和枝はびっくりして、ちょっと

物欲しそうな顔をしたが、結局黙ってしまった。やはり娘らしい潔癖感の方が

先なのである。

「嫌なら誰か友達を探して来いよ。若ければ若いほどいいんだ」

「う、うん」

「2万で交渉すれば儲かるじゃねぇか。ピンハネを認めてやるぜ」

小遣い銭になると聞いて、和枝はとっさに何人かの仲間の顔を

思い浮かべたようだ。

「でもウンチの写真なんて、やれる子がいるかなァ」

今でこそ、このテの雑誌は簡単に手に入れることが出来るが、女の子の

排泄写真など、当時は貴重品であった。ビデオもまだ発売されていない、

コギャルだの援助交際だのといった言葉もなかった頃の話である。

ある筋の変態さんから少女の糞責め写真を撮影して欲しいと言う

依頼を受けて、そのころ二三度抱いたことのある和枝にモデルになれと

相談を持ちかけたのだが、こいつはなかなかの難題であった。

「聞いてみるけど、本当にお金くれるの?」

「やるよ、お前の顔で好い子を探してこい」

ズベ公だが、和枝は現役の高校三年で顔も広い。大柄な身体は

もうしっかりと一人前の女になっていた。

その日はそれで終ったのだが、どこでどう口説いたのか、それから三日ほど

経って連れてきたのが本間由香である。

学年は一つ下の二年生、学校も和枝とは違う都立の高校だった。

「へぇ、お前かい。モデルが出来るって言うのは」

「・・・」

由香は黙ってうつむいたまま、固くなっている様子だった。

「ちょっとお金が要ることがあるんで、やってみるって、ねぇそうだよね」

横から和枝が口を添えた。ピンハネを認められているので一生懸命である。

「金が要るって、どういうことなんだ。まさかヤクやってるんじゃねぇだろうな」

「そんなんじゃないわよ。でもちょっと」

事情を知っているのだろうが、少女を庇って和枝は言葉を濁した。

「まぁいい、それじゃ約束の時間に来いよ」

「はい」

トントン拍子に話が進んで、由香を車に乗せて和枝と一緒に横浜の

国道沿いにあるモーテルに連れ込んだのは、次の日の午後、学校が

終ってからのことであった。

「あら良いわね。ベッドが豪華じゃない」

部屋に入ると、周囲が鏡張りの回転式ベッドを見て、和枝が声をあげた。

「こんな所でビデオ撮るなんて、贅沢だわ」

「お前たち、親には内緒なんだろ。誰にも気づかれなかったか?」

「うん」

学校の帰りなので、二人とも制服である。持ってきたホームビデオの

ケースから機械を出して、私はまだオドオドと竦んでいる由香に声をかけた。

「裸になんな。キレイに撮ってやるぜ」

大柄な和枝に比べると、由香はひとまわり小さくて痩せている。制服の上着を

脱がせてみると、乳房も偏平で発育途中の幼い体型をしていた。

「まだ子供だな。バージンなのかい?」

「え、いいえ」

「そんなら良いけど、みんな脱いでみな」

友達の前で自分だけ裸にされることがものすごく恥かしいらしい。

由香は何度もためらったが、ここまで来て止めるわけにはいかなかった。

背中を屈めて白いパンティを取る。クルリとクリーム色の尻の丸みが

剥き出しになった。

「ん?」

そのとき、私は少女の身体が微妙に変化していることに気づいた。

「おいお前、ちょっとそこに立ってみろ」

未熟なリンゴのように固い少女の腹が、プックリと、何か詰め物をしたように

張って膨らんでいる。



二、メシベの残酷


「おい、これは何だ」

手を伸ばすと、由香は反射的に両手で腹をかばうような仕草を見せた。

腰を引くと、縦長に僅かに生えた陰毛がほとんど見えなくなるくらいである。

「てめぇ、孕んでるんじゃねぇのか?」

この身体でこのくらい目立つということは三ヶ月をとっくに過ぎて、そろそろ

五ヶ月か半年目に入っているのかもしれない。それで和枝がこの娘は

急にお金が要るのだと言ったのだろう。

私はようやくその事情というのを呑み込むことが出来た。

「相手は誰なんだ」

「わかんない、学校の男の子」

まだガキのくせに、犯された相手は一人や二人ではあるまい。

そのときの様子を想像すると、私は急に残酷な気持ちになった。

「まだ親にバレていねぇのか?早く堕ろさねぇと大変だぜ」

「そんな、可哀相なこと言わないでよゥ」

由香が泣き出しそうな顔になったので、和枝があわてて口を出した。

「モデルだってやるって言ってるんだから、冷たくしないで」

「よし、そんなら病院に行けるようにしてやる。こっちに来い」

一人だけ素っ裸になって下腹を抑えているのを、腕を取ってバスルームに

引きずって行った。湯の張ってない浴槽の縁を跨がせて身体を正面に

向けると、膝がガクガクして思うように股を開くことが出来ない。

和枝の手に掴まって、由香はようやくのことでおぼつかないポーズを取った。

「こ、怖い、落ちちゃう」

「バカ、しっかり股を開いて、しょんべんを出してみろ」

「出ないッ、うぇぇ」

上体がぐらぐら揺れて、いまにもカラの浴槽に転落しそうな様子である。

容赦なくビデオのカメラを向けると、パックリと割れた縦の線から、

薄桃色の肉片が二枚メシベのように垂れ下がっていた。

「早くしろ。出来ないと穴を突っつくぜ」

「いやァ、ま、待って」

ポタポタと二三滴のしずくがメシベの先から落ちた。だがそれきりで、

勢いよく飛沫になって飛ばないのである。

「そんなんじゃ駄目だ。四ッん這いになれ」

おそるおそる、和枝が支えていた手を放すと、由香は滑りやすい浴槽の縁に

両足を踏ん張って蛇口の金具を掴むと尻を高く上げた。肛門が露出して、

すぐ下から縮れた陰毛の中に切れ込んだ亀裂の色がナマナマしい。

妊娠しているせいか、幼いわりには充血したような肉の襞が

盛り上がっていた。だがこんな格好で、女の子に一番恥かしいウンコを

しろというほうが無理だったかもしれない。

「しようがねぇ、それじゃ浣腸だ」

「ひぇぇ?」

無残な宣告に、由香は引きつったような顔をこちらに向けた。

「どッ、どうすんのよゥ。許してッ」

「構うことはねぇ、イチジクを入れろ」

「エッはい」

和枝がオロオロとケースから青いイチジクの箱を出しながら言った。

「こ、これ、どうやって使うの」

「決まってるだろ。効き目が早いから三つばかり入れてやれ」

「イッ嫌ァ」

「お前モデルじゃねぇか。何でもないんだから、ちゃんと立っていなけりゃ駄目だ」

ともすればカラの浴槽に崩れ落ちそうになるのを、下から膨らんだ腹を

ポンポンと叩くと、由香はヒィッと悲鳴を上げて姿勢を元に戻した。

その情景を、ビデオのカメラが舐めるように記録してゆく。これはちょっと変った

珍しいアングルである。

「ねぇ、これどうやって入れるのォ」

包装を破いたイチジクを摘まんで、和枝が片足で浴槽を跨ぎながら言った。

「うるせぇな。穴を開けてケツに入れるに決まってるだろう」

ビデオに撮っているので、余計な音声が混ざったのでは台無しだが、

制服の高校生が素っ裸にした下級生に浣腸する図は、それだけで

十分に猟奇的である。和枝にしてみれば、何とかして由香にモデル代を

稼がせたい一心なので、決して悪意ではなかった。

「いくよ、動いちゃ駄目よ」

少女の太腿を抱えて、尻ぺたに頬ずりするように顔を寄せる。

「ひぃーィ」

馴れていないので角度が違ったのか、イチジクを突き刺したとたん、

由香は背中を波打たせて笛を吹くような悲鳴を上げた。



三、 糞ころがし


器用なもので、和枝は二本目から正確にイチジクを由香の肛門に

刺した。量はそれほど多くないので、腹が張って我慢できないと

いうわけではない。薬液を注入されるたびに、由香は蛇口に

しがみついて、高く上げた尻を左右に振った。

「しっかりしなさいよ、全部出すのよ」

「はッ羞かしい。お腹いたい」

「モデルなんだからさ、やらなきゃ駄目よ。やるって言ったじゃない」

ピンハネの分け前もあるので、何とかして成功させなければと

和枝も真剣である。

「うぅ、うぅむ」

由香が呻き声をあげると、一緒になって顔をしかめ、苦しそうな

表情を作る。まだ本当のワルになりきっていない純情な一面が可愛かった。

「出ないんなら、もう二三個追加してみろ。効きかたが弱いのかもしれねぇ」

「えッ、うん」

一度浴槽から出て、和枝が新しいイチジクを持って近づこうとした

ときであった。突然、ブッ、ビビッ、と由香の肛門が鳴った。

「キャァァッ」

大袈裟な悲鳴を上げたが、間に合わなかった。濃い茶色の塊が、

モロに和枝の顔に飛んだ。続いてドロドロと水気を含んだ太い奴が

堰を切ったように噴き出して、30センチあまりつながって

ベチャベチャッと浴槽の底に落ちた。

「う、え、えぇッ」

夢中で糞塊をこすり取ろうとしたが、目に入ったのか、和枝は手の平で

顔を抑えたまま蹲ってしまった。そこに今度は勢いよく、それまで

出なかった小便がいっぺんに出た。尻を上げているので、小便は

止めようもなく後ろに向かって噴出する。男と違って常に前方に

飛ぶとは限らないのだ。

勢いが弱くなると、黄土色の水流が内股を伝わって稻妻模様を

描きながら足先に向かって流れ落ちる。

それが少女の我慢の限界であった。

「わ、うわッ」

滑りやすい縁に足をかけて踏ん張っていた支えが外れて、由香は

ひとたまりもなく浴槽の中に崩れ落ちた。底は今出したばかりの

軟らかい糞便の山である。必死に蛇口に掴まろうとするのだが、

したたかに肩と腰を打ったらしく、しばらくは起き上がることが出来ない。

「な、何すんのよゥ」

息が詰まるような異臭がバスルームに充満していたが、マトモに顔に

浴びた和枝はそれを感じる余裕もなくなってしまったらしい。

糞だらけになったほっぺたを手の甲でこすりながら、制服の襟元に

飛び散った糞片をゴキブリ払うように捨てる。

「服を脱げ、汚れると家に帰れなくなるぜ」

「オェッ、こ、困っちゃうッ」

あわてて頭からセーラー服を脱いだが、手に着いた糞汁は

どうすることも出来ない。だがそれ以上に悲惨な状態になったのは、

自分で作った浴槽の糞溜めに落ちた由香のほうである。

いくらもがいても掴まるところがないので、小便に溶けた糞便に

塗れて、乳房から腹、尻の廻りにかけてベタベタになっていた。

それを覗き込むように、私は遠慮なくビデオのカメラをまわした。

「ようし、立ち上がってクソだらけになった身体を見せてみろ」

「助けてッ、だ、出して、出してよゥ」

ようやく浴槽のヘリに手を掛けて立ち上がろうとしたとき、ビリビリと

音がして、由香はまた液状になった糞汁を吐いた。

「うわぁぁん」

とうとう、由香は手放しで泣き出してしまった。こうなるともう収拾がつかない。

「こっちへ来い。二人とも洗ってやる」

裸になった和枝を呼んで、二人並べて立たせたところに、シャワーを

全開にして頭からぶっ掛けてやると、身体から剥がれた汚物が

泥水のようになって排水口に流れ落ちていった。

由香はまだ泣きつづけていたが、発育途上の少女の肉体は、このまま

手放してしまうには如何にも惜しい。

「いい身体してるな。泣いてばっかりいないで、ちょっとベッドに来いよ」

「えッ、何もしないって約束じゃない」

和枝が庇おうとしたが、陰毛も満足に生えそろっていない少女の裸を

前にしては、そんなことに取り合っている余裕はなかった。

「割り増しはつけてやるよ。堕ろすにはどうせ2万じゃ足りねぇんだろ」

泣きじゃくっている少女の背中をベッドの部屋に突き飛ばす。

呆然としている和枝を振り返って、私は笑いながら言った。

「お前はあとだ。いくら犯ったって、これ以上は妊娠しねぇんだから安心しろ」



もどる