読者投稿小説 | ||
![]() |
||
by・Slave master |
淫畜市場 序章 埼玉県の東京近郊の某所で三ヶ月に一度行われている競売会がある。 そこで競りにかけられる品…。それは生きた女体達である。 現代の女衒とも云える牝調教師達が、人間の女を、男達の欲望を 満たすための生きた玩具として仕立て上げ、その淫らな商品を男達の 眼前に次々陳列し、競りにかけていく。 自らが商品として晒し者にされ、見知らぬ男の所有物として 売り飛ばされる牝達。怯えた眼で調教師を見詰めるもの、自らの哀れさに 泪を流すもの、状況に驚嘆し白痴の如く弛緩した表情を浮かべるもの、 中には、競り台に引き出される土壇場で最期の「人間」としての誇りを 誇示しようと、泣き喚きながらささやかな抵抗を試みるものもいるが、 数々の拘束具に身を固定された上で、外傷を与えぬ様、股間の局部に スタンガンで一撃を加えられ、「ギャァァ…グッ」と最期の一声を発し、 哀れ失神。屠殺場のベルトコンベアに吊るされた肉豚の如く、醜態を 晒し、体液を垂れ流しながら競り落とされる哀れな牝もいる。 ここに陳列される牝達も、元は当然、人間であった。 しかし、その人間であった女達が、哀れな「牝淫畜」として淫欲地獄に 堕とされた理由は様々である。援助交際をネタに脅迫され、淫売として 性交を強要され、そのまま調教師に売り飛ばされた女子高生。 風俗店が倒産し、経営者に騙され、抵当として引き渡された風俗嬢。 …また、昨今の不景気と女達のモラルの低下が、この競売会の活況に 拍車をかけている。パチンコにはまり、夫に隠れて借金を造り、 闇金融業者によって人身売買を余儀なくされた主婦。就職先欲しさに 会社経営者のSEX奴隷として裏契約を結び、社員として雇用されるも、 表の仕事は与えられず、裏の仕事を仕込まれ、経営者はおろか、 「接待」と称して取引先の重役にも肉体を供され、最期が醜い六十男の 子を孕んだ上、自ら発狂し、この競売場にタダ同然で売り飛ばされた 低脳女子学生。玉の輿を目論み、若い医師に色目を使ったことは仇となり、 夜勤の折、医師に強姦され、そのことを騒ぎ立てたために強引に声帯を 切り削がれ、眼球の虹彩を切除され、三半規管まで加工されて、 三つの感覚を失ったまま、闇の社会に投げ捨てられた独身看護婦。… 表の社会では、「家出」「失踪」「行方不明」として処理された女達は、 裏の社会で人間としてのあらゆる権利を剥奪され、ひたすら男に奉仕する 生きた家畜としての使命を与えられ、その目的にのみ生存することを 許された「牝淫畜」として扱われていく。牝供に与えられるのは、 生命を維持し、男の性欲を掻き立てる肉体を維持するための餌と、 男の淫液。あとはあらゆる嘲笑と暴力。苦痛と哀れな牝の快感である。 |