初逢瀬


 8/8 約11ヶ月経っての初逢瀬が叶った。

当日は、2人共午前中は用があったので、

"大体、11時頃に駅でいいね。"と、

大雑把な待ち合わせの仕方だった。

電車を降り、改札を出ると大兄が待っていた。

初めて会ったのに、一目ですぐにわかった。

私は、迷うことなく近づいて行き、

"**さん?"と本名を呼ぶと

"お〜、ちぃかぁ。初めまして・・・"と返ってきた。

軽く昼食をとりながら雑談をし、

お目当てのホテルに向かった。



そのホテルはネットで検索した、普通のラブホだが、

割と新築で、他のホテルとは違って、

セガではなく、プレステが配信されているのだ。

(一体、何をしに行くんだか・・・・?)

平日は、13:00-20:00がサービスタイムなので、

かなりゆっくりできる。

と、言うのも今回は初めてであるのと同時に、

初心者以前の私のリハビリも兼ねているので、

(この"初心者以前"が、かなり癖ものだったりする。)

あまりSM的なことはせずに、まったりしよう

と、約束していたのである。



部屋に入ると、私はお風呂のお湯を溜めた。

そして、ベッドの上に座り込み"テトリス"を始めた。

大兄は・・・疲れていたのか、寝てるし。

なんとも、緊張感がない二人である。

お風呂のお湯が溜まった気配がしたので、

"お湯、溜まったよ。"と大兄を起こした。

"可愛いパンツ、履いて来たんか?見せてみぃ"

"うん、履いて来た"と、座ったままスカートをめくるが、

”それじゃ、見えへん"と言われてしまった。

後ろ向きに立って、スカートを自分でめくり上げた。

大兄が、私のお尻を撫でる。恥ずかしいしくすぐったい。

この程度のことが、私にとっては、裸になり"見て下さい"

と言うのに、匹敵する羞恥なのだ。

私は、大兄の目の前で脱いでるところを見られるのが

恥ずかしかったので、大兄に先に浴室に入って貰った。



湯船の中で、大兄は私の身体をいとおしそうに

撫でてくれたり、キスをしてくれたので、

私も緊張がほぐれ、少しずつ身体から力が抜けていった。

大兄は、私の身体を"気に入った。"と言ってくれた。

私も、少しだけフェラをした。

顎間接が弱いので、口に含むのは上手くできないが、

ペロペロと嘗める程度なら、決して嫌ではない。

また、大兄も無理強いしない。

お風呂を出た時、大兄が私の身体を拭いてくれた。

そして、バスタオル巻いてベッドに移動した。



ベッドに座ると、隣に大兄が座った。

"ほれ、お乳出して見せてみぃ。

もう恥ずかしいことあらへんやろ?"

本当は、恥ずかしいのだが少し慣れたのもあって、

バスタオルをめくって、お乳を出して見せた。

大兄は、お乳を撫で、口に含んだ。

その後、押し倒されて脚を大きく開げられて、

股間を執拗に嘗められた。

大兄の舌が動くたびに、ビクっと腰をひいてしまう。

"逃げたらあかん"と、腰を固めらてしまった。

部屋の明かりを消さずに、そんなことをされたので、

私は、身体が堅くなってしまっていたのだが、

あろうことか、私はいきなりおならをしてしまった。

大爆笑!これで、一気に緊張が解けた。

お陰で、大兄の愛撫を素直に感じることができた。



一瞬、痛みを感じたのと同時に大兄の指が入って来た

ここ数ヶ月、SEXをさぼっていた所為か

大兄の指が太いのか、膣が広げられる感じがした。

ただ、大兄の指を感じようと、神経を集中した。

"ちぃのここ、よく締まるなぁ、

指1本でこんなに締つけるんやったら、

チンチン入れたら、すぐにイッてしまうやろなぁ

ちぃがSEXが淡泊なの、ようわかるわ、

今までの男、みんな早かったやろ?

俺かて、こんなんされたら自信あらへん"

自慢ではない。きつい膣は、

男性にとっては気持ち良いかも知れないが、

持ち主にとっては、結構辛いものである。

今までの私は、"SEXは痛いこと"だったのだ。

痛がってるうちに相手がイッてしまうから、

私は楽しくもなんともない。

ただ、SEXの前と後の雰囲気が好きなだけだった。

"ちぃのここは、少し狭すぎるから

今日はあまりいじらんと、ゆっくり拡張してこうなぁ。"

全く、処女でもあるまいに。情けない話だ。

と、この辺までは私も割と冷静だった。

実は、ここから先はよく覚えていないのだ。

大兄が、私の背後にまわり両腕を掴んだ。

"次の時は、こんな風に縛ってやろうな"

と言われたのは覚えていたが、この時、

頭から股間に何かが、すーっと流れ落ちた気がした。

私は、縛られていないにも関わらず、

腕を下ろさずに、そのままボーっとなってしまった。

後日、大兄から電話で聞いた話しによると、

"俺が、お乳を触ろうが、つねろうが、

気持ち良さそうに、とろ〜んとした目をしてた。

あの時は縛ったりしない約束だったから、

せぇへんかったけど、よっぽど縛ってやろうかと思った。

お前、本物かも知れへんなぁ。"と、言っていた。



しかし、この後がもっと凄いことになったらしい。

四つん這いになって、アナルを刺激された。

"俺がちぃのアナルを嘗め始めたらな、

凄い感じたみたいで、ぎゃーぎゃー騒いどった。"

"いや、気持ちよかったのは覚えてるけど・・・

そんなに、大騒ぎはしてないでしょ?"

"ちぃ、「指入れて〜!」って言うとったやん"

"えっ!そんなこと言った?"

"でな、今日はローションとか無いから入れへん

言うたら、「お風呂場にあった〜!」って言うてた。

淡泊なちぃが、あんなに狂うとは思わんかったわ。"

"私も、今知った。(^^;"



一頻り大騒ぎ(?)した後、サウナに入り、汗を流して、

お昼寝タイムになった。

もの音がしたので、目が覚めた。

今度は、大兄がゲームをしていた。

"目ぇ覚めたんか?どれ、お乳触らせぇ"

と、お乳や身体中を愛撫を始めた。

始めた頃は、脇や背中を触られると、

くすぐったくて、身をよじって、

"きゃ〜!そこ触っちゃ駄目!くすぐり責めだ〜!"

と、騒いでいたが、段々慣れて来たのか、

ちゃんと感じる様になった。

そうこうしているうちに、大兄の指が

クリトリスを優しく、刺激し始めた。

"気持ちええんか?"

"うん"

"気持ちええんやったら、気持ちええって言え"

"うん、気持ちいい。気持ちいいんだけど・・・"

"気持ちいいんだけど・・・?"

"ど〜したらいいのか解らない。"

"イッたらええやん"

"八合目まではイクんだけど、掴めないの"

バイブとかではなく、指等でイカされたことがないので、

どうしたらいいのか、わからなかったのだ。

"ほれ、力抜いて、お股に集中したらいい"

徐々に"気持ちいい"がこみ上げて来て、

私は、絶叫と共にイッた。大兄は私を見つめ、

"今の声は、イッた声やな。

俺は、ちぃのその声が好きなんや。

今度は、いっぱい聞かせろな。"と、言った。



もう一度、お風呂に入り、ホテルを出た。

外はすっかり夜になっていた。

夕食を食べて、駅まで送って貰った。

名残惜しいのだが、次に期待してバイバイをした。






 




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