愛 奴 み あ
第3章 愛奴誕生
誰もが驚いた。あの仏の西さんが、若くてかわいいお嫁さんをもらったと。どうして?
なんで?
でも、みんな最後は喜んだ。よかった、よかった、西さんに春がきて。
誰も知らない。二人の深く強い絆を。
結婚してからも、職場での西は、いつもと同じだった。仏顔で、お年寄りや介護者の
話を聞き、親身になって対応した。変わったことといえば、お昼が愛妻弁当になったこと
くらいか。
午後6時、帰宅。
一足先に仕事を終え手帰宅したみあが、夕食の支度を済ませて待っていた。
「さあ、華を活けよう」背広を脱ぎ、作務衣に着替えた西は、食卓に向かった。
食卓の横には、裸体のみあが立っていた。西は慣れた手つきで、すばやくみあの手を
後ろ手に縛り、縄と縄の間から乳房が飛び出すように胸を縛った。
そしてみあを肘掛のある椅子に座らせると、両足を大きく開かせて、
肘掛に足をのせ縛った。もう、みあは全く動けない状態になった。
あらわに秘部をさらし、口には手ぬぐいで猿轡をされていた。
「今日も、みあは綺麗だね。ほら、もうこんなに濡れて。」西の指がみあのクリトリスを
優しく撫でた。みあの顔が紅潮していく。猿轡の下からうめき声がもれる。
切なく甘いうめき。指がみあのバギナの中をゆっくりとマッサージするように動く。
赤くうごめく妖艶な華。
「今日はこれにしようね」と西が選んだのは、ピンクの極太バイブ。赤くうごめく肉ひだに、
極太のバイブがゆっくりと沈められていく。「はあぁ〜ぁぁ・・・」
西はバイブを細かく出し入れして、時々ゆっくりと大きく円を描くように回した。
みあが不自由な身体の状態で、のけぞる。首の血管が怒張している。
肩の鎖骨のくぼみが、みあの快感を物語る。
バイブにスイッチが入れられた。「くうぅぅ・・・はぁっ!」
みあは身体中に電気が走ったように痙攣していた。
視線は宙を見つめ、目じりに涙が流れていた。開いた唇からは涎が流れ出ていた。
西は、そんなみあの姿をうれしそうに見つめていた。
「みあといっしょに食べる夕食が、一番美味しいね。」
そう言いながらみあが準備した夕食を、官能に震えるみあの姿を眺めながら、
幸せそうに食べていた。
結婚以来、夕食は毎日、みあの姿をおかずに西は食べるのである。
これは、西のかねてからの夢だったのだ。その夢が実現できようとは。
西の愛情あふれる眼差しを受けながら、身体の奥から湧き上がる官能に浸れる幸せ。
縄のくい込みは、まるで西に抱きしめられているようにさえ感じる。
何も考えず、与えられた快感に身を任せ、湧き上がる官能に狂う。
「狂う・・・狂う・・・あぁ〜しあわせ・・・」
お互いの信頼と愛情のあるSMは、何ものにも変えがたい幸福感を生むのである。
西とみあの宴は、夜な夜なくりひろげられるのであった。
時にハードに、時にソフトに。愛奴みあは、西の愛情を糧に、大きく成長していった。
昼間は、明るく元気な看護婦、夜は従順で妖艶な愛奴。
西が、愛情をそそぎ大切に育てたすばらしい<愛奴みあ>