17.「こんな風に話しているだけでも濡れてんじゃないの?」 



ある日、 ご主人さまから電話がありました。

少し話をしてから、今度逢いに来る時に牛乳を買ってこいと言われ、

「はい」

と返事をしたら、

「牛乳をどうするんだ?」

と聞かれて 恥ずかしさにしどろもどろになりながら

「お尻に入れていただきたいです」

と返事をしたら

「どうして入れてもらいたいんだ?」

と突っ込まれて、とても困ってしまいました。

ただ話して いるだけでも、感じてきてしどろもどろになってしまうので、

こうなってくると、何を言っているのか分からなくなってきました。

「こんな風に話しているだけでも濡れてんじゃないの?」

「濡れてます」

「触わんなくてもわかるの?」

「はい、でも、今、確かめます」

そう言って私はパンティの中に手を入れて、あそこの筋をなぞりました。

いつからこんなに濡れているのか、はっきりと濡れていました。

というか溢れていると言った方が良いかも知れません。

それからご主人さまと話しながら、ずっとなぞっていました。

「今、ナニやってんの?触わってるんじゃないの?」

「あ・はい。さっきから触わったままです。」

慌てて私は手を止めました。

「じゃ、そのままイッテみな」

ご主人さまにそう言われて、誰もいない部屋で横になって、 本格的に触り出しました。

触わりながら、ご主人さまへのおねだりを口にしたりもしましたが、私の荒い息だけが

電話を通して自分の耳にも戻ってきます。

「イク時は必ず言うんだぞ」

「はい」

いつ電話が中断するか分かりません。それまでイッテ見せたい、そう思い、クリトリスへの刺激を強くしました。

「あ・あ・イキそうですっ!」

私がそう訴えると、ご主人さまは

「イキそう? じゃ、やめな」

と言いました。今にもイキそうな快感の中にいた私は何を言われたのか瞬間に

理解できませんでしたが、命令に反応して手は止まりました。

身体の中に駆け上がってきた快感を中断されて、軽く痙攣していました。

このまま惰性でイッテしまうかもしれないと、クリトリスを掴むように押さえました。

口からは、落ち着こうとする為に大きな呼吸になっています。

「おあずけだ」

「はい」

「口惜しい?」

「いいえ…」

「口惜しくないの?気持ち良くなりたくないの?」

「気持ち良くなりたいけれど、ご主人さまの命令は絶対です」

「えらいね」

それから、今度逢いに行く時の話をしてから終わりにしました。

「じゃ、仕事中だからね。お前のいやらしい声を聞いてたら仕事にならない」

そう言って、ご主人さまが電話を切った後もしばらく快感に痺れたように なっていました。


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