39.「人に見られててイクんだから、こっちに入れたらどうなるんだ」



そのホテルには何度か行ったことがあり、隣を通る立体交差の道から部屋が

丸見えになる部屋もある事から、最初に部屋を選ぶ時に、部屋の中が写っているパネルを

見ながら私が選びました。こっそり窓の写っていない部屋を選びました。

でも、部屋に向かいながら、位置が立体交差の道路に面している事に気がついて嫌な予感がしました。

予感的中。どうしたことか、私が選んだ部屋は道路に面していて、道路を行き交う車の中の

ドリンクホルダーの缶コーヒーの銘柄まで見えるほどでした。

それに部屋の窓のまん前は、歩行者が上り下りする階段になっています。

窓に身を乗り出せば、すぐ下の道路も見えました。

よりによって避けていた部屋を選んでしまうとは。パネルには単に窓が写っていないだけだったのです。

そして当然の事のようにカーテンは開けられて、窓脇に立ったまま後ろ手亀甲縛りに縛り上げられました。

それからベッドに横になったご主人さまを舐めていましたが、上に乗るように言われて、またがると、

私は道路の方を向く事になったのです。何気なく見てしまうと、道路は何故か渋滞して

車が停まっているし、歩道橋には人が行き交っています。気が遠くなって、身体が強張ったまま

動けなくなってしまいました。

でも、ご主人さまに

「動け」

と言われて、直後は少し腰を動かすのですが、あまりの光景にすぐ身体が止まり、うつむいてしまいました。

その顔を無理やり上げさせられて、固く閉じた目を開けるように言われました。

命令は理解して、目を開けようとするのですが、細目を開けただけでまた閉じてしまうのです。

そうするとお尻を平手打ちされて

「今度閉じたら帰る」

と脅されます。そうなっては困るので、

「開けます」

と悲鳴を上げるのですが、口先だけ。目は開いてないのです。

それでも何度か脅されて目をあけると、開けるたびに、車の人が身を乗り出してこちらを

見ていたり、振りかえっていたり、中には、手を振っている人までいました。

それを見てしまうと、また目が閉じてしまいました。

私がうつむくので、髪の毛を引っ張られて、下を向けないようにされました。

そして今度は

「閉じたら帰るって言っているのに、帰らないだろう?」

と囁くのです。飴と鞭の使い分け。そう言われては目を開けないわけには、いきません。

意を決して目を開けると、目の前の歩道橋にオジさんが立ち止まってこちらを見学しているのです。それをご主人さまに言っても

「見てくれる人がいて良かったね」

と取り合ってくれません。

少しして窓際で縄が解かれました。オジさんは立ったままです。

そのまま窓に押しつけられる形で後ろから、ご主人さまをいただいた時も目を開けるように

言われたのですが、とても出来ませんでした。

でも快楽に身を焼かれ始めると、そこがどこなのか、人が見ているのかも関係なくイッテしまいました。

「人に見られててイクんだから、こっちに入れたらどうなるんだ」

お尻に当てられると、入りにくさから後ろから身体が押されて、頭が窓に当たってゴンと音がしました。

目がくらみそうな拡張感と圧迫感に身体が逃げてしまいそうだったので、そのまま窓に頭を

押し当てて支えにしました。

何もしていないのに、私のお尻は、ご主人さまを吸いこんでしまいます。いつもこれだけが不思議です。

馴らしていなくても、私のお尻は、ご主人さまの役に立てるようになっているみたいです。

お尻の方が反応が激しくて、人に見られていることも意識にありながら、自慢したいような

気持ちに昂ぶって、何度もイッテしまいました。

身体が跳ねるように何度か痙攣して、ご主人さまが射精されるとその感覚にまた違うイキ方をして、

余韻の為にしばらく震えていました。

それから、ご主人さまが抜くと、快感にだるくなった身体を反転させて、何度も舐め上げて、

おしゃぶりしながら、きれいにしました。でもしているうちに、口にいただいている快感に

酔ってきてしまいました。

その間、ご主人さまの前に跪きななら、いただいた大事な精液をお尻から漏らさないように注意していました。

何度も快楽に跳ねている私をオジさんは、何と思って見ていたのか。全てが終わってカーテンを

閉める時に、やっとオジさんは帰って行きました。

その時は、すっごく恥ずかしかったのに、今は顔を上げさせられた時の顎を押さえていた、

ご主人さまの手の力が懐かしいです。


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